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金魚初心者に必要なもの4選!最低限セットと費用目安

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金魚飼育を始めるために必要な4つの道具から始めるスタートアップガイドの表紙(水面を泳ぐ金魚)

金魚初心者に必要なもの|最低限セットと予算目安

THE AQUA LAB 所長

こんにちは。THE AQUA LAB、運営者の所長です。

金魚を飼ってみたいけど、何から揃えればいいのか分からない…という方、多いんじゃないでしょうか。

お店に行くと色んな用品が並んでいて、あなたもあれもこれも必要な気がしてきているかもしれませんね。そのお気持ち、私もよく分かります。

結論からいうと、金魚を迎える準備として最初に揃えるべきは水槽・ろ過器・カルキ抜き・水温計の4つだけで十分です。

装飾やライトは後からでも遅くありません。この記事では、最低限必要なもの、後回しでいいもの、そして初期費用の目安まで整理していきます。

  • 金魚飼育で最初に必要な4つの基本アイテム
  • 後から買い足せばよいもの
  • 初期費用の目安と予算配分の考え方
  • 金魚を迎える前に知っておきたい注意点

金魚飼育で最初に必要な4つの基本アイテム

初日に必須の水槽本体・ろ過フィルター・カルキ抜き・水温計と、後から追加すればよい底砂・照明・エアーポンプ・エサを整理した一覧図
初日に必須の4アイテムと後から追加でよい用品

まずは、金魚を迎える前に揃えておきたい4つの基本アイテムから見ていきましょう。これさえあれば、ひとまず飼育をスタートできます。

水槽本体(サイズの目安)

水槽は最終的に金魚がどこまで成長するかを見越して選ぶのが基本です。

目安として、45cm水槽(水量約31L)なら体長5cm程度の金魚2匹前後、60cm水槽(水量約60L)なら同程度の金魚6匹前後が飼育数の目安とされています。

最低でも45cm以上の水槽を選んでおくと、後々のサイズ不足に悩まされにくいでしょう。

金魚は意外と大きく育ち、水を汚しやすい魚でもあるため、水量に余裕があるほど水質が安定しやすくなります。

和金など大きく育つ品種を考えている場合は、60cmクラスも視野に入れておくと安心です。

水槽選びでもう一つ意識してほしいのが、水を入れたときの「重さ」です。

金魚の数だけに目が行きがちですが、設置してから「この場所では耐えられないかも」と気づいても、満水の水槽はもう動かせません。

下の表に、代表的な3サイズの水量と総重量、飼育数の目安をまとめました。

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サイズ 水量の目安 総重量の目安 飼育数の目安 向いている人
30cm 約12〜20L 約15〜25kg 小型金魚を少数(短期・予備向き) まず雰囲気を試したい人
45cm 約31L 約40kg前後 体長5cm程度2匹前後 初めての1本を選ぶ人
60cm 約60L 約70〜80kg 6匹前後 和金など大きく育つ品種向き

ここでいう総重量は、水だけでなく砂利や水槽本体も含めたおおよその値で、あくまで一般的な目安です。

30cm水槽は手軽ですが、水量が少ないぶん水温も水質も変化しやすく、金魚には少し窮屈になりやすいサイズだと考えておいてください。

次に気にしたいのが、水槽のフチ(フレーム)の有無です。

フレームありのタイプはガラス面の縁が補強されていて扱いやすく、上に軽いフタも載せやすいという安心感があります。

フレームレスは見た目がすっきりしますが縁の欠けに気をつけたいので、最初の一本はフレームありを選ぶと気楽だと思います。

そしてフタ(ガラスブタや専用カバー)は、地味ですがぜひ用意しておきたいアイテムです。

金魚は驚いたときに勢いよく跳ねることがあり、フタがないと飛び出し事故につながることがあります。

フタは水の蒸発を抑え、周囲に水はねや湿気が広がるのを防ぐ役割も果たしてくれます。

「まずは小さい水槽で試してみたい」という気持ちも、私はよく分かります。

ただ、小さすぎる水槽は水質が急変しやすく、金魚が大きく育ったときに手狭になりやすいという弱点があります。

最初から水量に余裕のあるサイズを選んでおくほうが、結果的に金魚も飼い主も楽になりやすい、と覚えておいてください。

ろ過フィルター

金魚のフンや食べ残しから発生するアンモニアをフィルター内のバクテリアが分解し毒性の低い硝酸塩へ変える生物ろ過の流れ図
生物ろ過の流れ:アンモニアをバクテリアが分解して無害化

フィルターは水質を保つための心臓部です。

金魚のフンやエサの食べ残しから出る有害な物質を、フィルター内で増えるバクテリアが分解してくれるため、水をきれいに保つうえで欠かせません。

初心者には、設置が簡単で価格も手頃な投げ込み式フィルターがコストパフォーマンスの面でおすすめされることが多いです。

水量や飼育数が増えてきたら、より濾過能力の高い上部式・外部式への切り替えを検討する形でも問題ありません。

フィルターの種類ごとの特徴や選び方は、金魚のフィルターおすすめ比較を解説した記事で詳しく整理しているので、あわせてチェックしてみてください。

フィルターが「心臓部」と呼ばれる理由を、もう少しだけ掘り下げておきましょう。

ここを分かっておくと、後で水が濁ったときに慌てずに済みます。

金魚のフンや食べ残しからは、まずアンモニアという毒性の高い物質が発生します。

このアンモニアを、フィルターの中で増えるバクテリアが毒性のある亜硝酸へ、さらに毒性の低い硝酸塩へと段階的に分解してくれます。

この一連の働きを生物ろ過(硝化)と呼び、最後に残った硝酸塩を水換えで少しずつ外に出す、というのが水質管理の基本の流れです。

大事なのは、このバクテリアがフィルター内にしっかり定着するまで、目安として2〜4週間ほどかかるという点です。

立ち上げたばかりの水槽は、見た目の水がきれいでもろ過の力はまだ育っていない、とイメージしておいてください。

フィルターの方式は、大きく投げ込み式・外掛け式・上部式などに分かれます。

投げ込み式は水槽の中に沈めて使うシンプルなタイプ、外掛け式は縁に引っかけて水を汲み上げるタイプ、上部式は水槽の上に載せて広いろ材スペースを確保できるタイプ、とざっくり押さえておけば十分です。

それぞれの詳しい比較は先ほどの記事に譲りますが、方式が違っても共通して覚えておきたいメンテのコツが一つあります。

それは、ろ材(フィルターの中の綿やリング)を一度に全部交換したり、水道水でジャブジャブ洗ったりしないことです。

せっかく育ったバクテリアごと洗い流してしまい、ろ過の力がふりだしに戻ってしまうからです。

ろ材の汚れが気になるときは、水換えで抜いた飼育水の中で軽くゆすぐ程度にとどめておくと、バクテリアを守りながら掃除ができますよ。

カルキ抜き(中和剤)

水道水にはカルキ(塩素)が含まれていて、そのままでは金魚のエラなどに負担になります。

カルキ抜き(中和剤)を使えば、この塩素をすぐに無害化して、金魚が過ごせる水にできます。

固形タイプの中和剤は比較的安価で手に入りやすく、水換えのたびに使う消耗品として常備しておくのがおすすめです。

液体タイプは量の調整がしやすいので、使い方の好みで選んでも構いません。使用量はパッケージの表示に従ってください。

ではなぜ、水道水の塩素はそこまで気をつけるべきなのでしょうか。

塩素は水道水を清潔に保つために欠かせない成分ですが、金魚にとってはエラや体表の粘膜を傷めてしまう刺激物になります。

さらに厄介なことに、塩素は先ほど紹介したろ過バクテリアまで殺してしまうため、水槽全体の浄化サイクルにもダメージを与えます。

だからこそ、水を入れる前のカルキ抜きは省略せずに行ってほしい工程なんです。

いちばん手軽なのは、液体タイプの中和剤です。

今は液体タイプが主流で、1本数百円ほどで手に入り、規定量を水に入れればすぐに使える扱いやすさがあります。

1本でかなりの回数分に使えるので、コスト面でも負担になりにくい消耗品です。

中和剤を使わない方法もあります。

一つは汲み置きで、屋外の日光が当たる場所なら半日〜1日程度で塩素が抜けるとされますが、室内だとさらに時間がかかり、抜け具合が目で見て分かりにくいのが難点です。

もう一つは煮沸で、10分以上しっかり沸騰させると塩素は抜けますが、使う前に必ず水温まで冷ましてから入れる必要があります。

どちらも急な水換えには間に合いにくいので、確実さと手軽さで選ぶなら中和剤を1本常備しておくのが無難だと思います。

水温計

金魚は日本の気候に比較的強い魚ですが、水温の急激な変化には注意が必要です。

水温計を設置しておけば、季節ごとの変化や水換え時の温度差に気づきやすくなります。

特に水換えのときは、新しい水と水槽の水の温度差が大きいと金魚の負担になるため、水温計があると安心して調整できます。

数百円程度で購入できるものが多く、貼り付け式やデジタル式など種類もさまざまですが、優先度は高いアイテムです。

最初に揃える4点まとめ

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アイテム 役割 優先度
水槽本体 金魚の住まい・水量を決める 必須
ろ過フィルター 水質を保つ 必須
カルキ抜き 水道水を安全な水にする 必須(消耗品)
水温計 水温変化の把握 必須

水温計を、ただの「あると便利なもの」で終わらせないために、水温の意味を知っておきましょう。

金魚は変温動物で、体温が水温に左右されるため、水温がそのまま活性・消化・免疫の状態に直結します。

つまり水温計は、金魚のコンディションを読み取るための窓のような存在なんです。

気をつけたいのは、1日のうちに数℃レベルで水温が上下するような急変です。

こうした急変は金魚にとって強いストレスになり、体調不良の引き金になることがあります。

白点病のような病気も、水温が急に変わったときや低水温の時期に出やすいとされているので、日々の温度チェックが早めの気づきにつながります。

水温は、エサやりの判断にも使えます。

水温が下がる時期は金魚の消化も落ちるため、エサを控えめにするなど、水温を見ながら量を調整してあげると胃腸に負担をかけずに済みます。

設置する場所にも少しだけコツがあります。

フィルターの水流が直接当たる位置だと表示が安定しにくいので、水流を避けつつ、正面から見やすい前面側に付けておくと確認が楽です。

アナログ式は安価で手に入り、デジタル式は数字が読みやすいので、続けやすいと感じるほうを選んで問題ありません。

後から買い足せばよいもの

ここからは、最初から無理に揃えなくてもよいアイテムを紹介します。飼育に慣れてから少しずつ足していくくらいでちょうどいいと思います。

底砂・照明・隠れ家など後回しでよい用品

化粧砂利や底砂は、見た目を整えたり、バクテリアの定着を助けたりする効果が期待できますが、飼育開始の時点では必須ではありません。

まずは水槽・フィルター・水質管理に慣れてから、好みに合わせて選んでみてください。

照明(ライト)は、金魚を観賞用にきれいに見せたい場合にあると便利ですが、金魚の健康を維持するうえでの必須アイテムではありません。

設置場所の明るさで十分なことも多いので、優先順位は低めに考えて大丈夫です。

隠れ家や水草は金魚のストレス軽減や見た目の充実に役立ちますが、金魚は水草を食べたり掘り返したりすることがあるため、素材選びには注意が必要です。

100均などの安価な隠れ家を検討する場合は、角のとがった装飾でヒレを傷つけないか、塗料が溶け出さないかなど、素材の安全性を確認してから選ぶようにしてください。

◆所長のワンポイントアドバイス

最初から完璧なレイアウトを目指す必要はありません。まずは必須の4点で金魚が安定して過ごせる環境を作り、余裕が出てきたら少しずつ好みの見た目に近づけていくくらいがちょうどいいペースだと思いますよ。

エアーポンプは必要?フィルター方式で決まる

「エアーポンプ(ブクブク)は必須ですか?」というのも、初心者からよく出る質問です。

結論からいうと、必要かどうかは選んだフィルターの方式によって変わります。

外掛け式や上部式のフィルターは、水を落とすときに水面を動かして酸素を取り込む仕組みなので、少数飼育であれば当面はエアーポンプなしでも成立しやすいです。

一方で投げ込み式フィルターは、エアーポンプから送られる空気の力で水を循環させるタイプなので、実質的にエアーポンプとセットで必要になります。

投げ込み式を選ぶ場合は、エアーポンプも一緒に用意しておく、と覚えておいてください。

その場合は、最初に挙げた4つの基本アイテムに加わる、実質5点目の必需品というイメージで予算に入れておくと安心です。

ただし「今はなくても大丈夫」と「これからもずっと不要」は別の話です。

夏の高水温期は、水温が上がるほど水に溶け込める酸素(溶存酸素)の量が減っていきます。

金魚が水面に上がってきて口をパクパクさせる「鼻上げ」は、酸素が足りていないサインとされています。

こうした様子が見られたら、エアーポンプを足してエアレーションを強めるといった対策を検討してあげてください。

飼育数が増えてきたときや、暑い季節を迎えるときの「次の一手」として、頭の片隅に置いておくと安心です。

エサは金魚を迎える日に一緒に選べばOK

「必須の4点にエサが入っていないけど大丈夫?」と気になった方もいるかもしれません。

エサは水槽やフィルターと違い、事前に用意しなくても金魚を迎える当日にお店で一緒に選べば十分間に合います。

むしろ迎えた直後は、2〜3日ほどエサを与えない「絶食」からスタートするのが定石とされています。

意外に感じるかもしれませんが、これは金魚を新しい環境に落ち着いて慣れさせ、食べ残しによる水質悪化を防ぐための配慮なんです。

エサ選びでは、まず浮くタイプ(浮上性)か沈むタイプ(沈下性)かを見ておきましょう。

浮上性は水面に残るので食べ残しを見つけやすく、量の管理がしやすいのが利点です。

沈下性は、体が丸くて転覆しやすいとされる品種に向くとされ、飼っている金魚のタイプで選び分けると良いでしょう。

与える量は、数分で食べきれるくらいを1日1〜2回、が一つの目安です。

金魚は欲しがるだけ食べてしまうことがあるので、可愛くてもあげすぎには気をつけてあげてください。

エサは時間が経つと酸化して風味も栄養も落ちていくため、大袋よりも使い切りやすい小袋から始めるのがおすすめです。

水換え用品は最初の水換えまでに揃えよう

金魚を迎えてしばらくすると、必ず訪れるのが最初の水換えです。

そのタイミングまでに、水換え用のバケツ・網・底砂クリーナーを用意しておくとスムーズです。

まずバケツは、金魚飼育専用のものを一つ決めておいてください。

洗剤や石けんで洗ったバケツは、すすいだつもりでも成分が残っていることがあり、金魚にとっては厳禁だからです。

底砂クリーナー(ポンプ式のホース)があると、砂利の中に溜まったフンを、水と一緒に吸い出して排水できます。

底の汚れは水質悪化の大きな原因になるので、これがあるだけで掃除の質がぐっと上がります。

網(ネット)は、金魚を別の容器へそっと移すときや、水面に浮いたゴミをすくうときに役立ちます。

これらを揃える時期の目安ですが、立ち上げ期はまだバクテリアが十分に定着しておらず、水質が安定しにくい時期です。

そのため最初のうちは水換えの頻度がやや高めになりやすいので、道具は早めに揃えておくと慌てずに済みますよ。

初期費用の目安と予算配分の考え方

続いて、実際にどれくらいの予算を見ておけばいいのか、目安を整理していきます。

費用の目安と水槽サイズによる違い

水槽本体・フィルター・カルキ抜き・水温計といった最低限の必須アイテムだけであれば、数千円程度から揃えられることが多いようです。

水槽台や底砂、照明なども含めた本格的な環境を整える場合は、15,000〜30,000円程度が一つの目安とされています。

水槽は大きくなるほど本体・水槽台ともに費用が上がる傾向があり、45cmクラスと60cmクラスでは、水槽本体だけでも数千円単位の差が出ることがあります。

ただし、水量に余裕があるほど水質が安定しやすく、結果的に金魚を弱らせにくいというメリットもあります。

初期費用だけで判断せず、長期的な飼育のしやすさもあわせて考えてみてください。数値はあくまで一般的な目安なので、購入するお店やメーカーによって変動する点はご了承ください。

先ほど「4点なら数千円程度から」とお伝えしましたが、内訳が見えるともう少しイメージしやすくなります。

下の表に、必須4点それぞれの費用の目安をまとめました。

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アイテム 費用の目安 ひとこと
水槽本体 数千円程度〜(サイズで変動) 4点の中で費用の比重が大きい
ろ過フィルター 投げ込み式なら手頃な価格帯 方式によって幅がある
カルキ抜き 1本 数百円(数十回分) 消耗品だが長持ちしやすい
水温計 数百円程度〜 アナログ式は特に安価

金額の中心になるのはやはり水槽本体で、サイズが大きくなるほどここが上がっていきます。

意外と見落としがちなのが、買ってからかかり続けるランニングコストです。

フィルターやエアーポンプは消費電力2〜3W程度の製品が多く、電気代は1台あたり月に数十円程度(電気料金の単価で変わります)に収まることが多いとされています。

エサは小袋数百円で数か月持つことが多く、カルキ抜きも1本数百円で数十回分に使えます。

照明を付けない構成なら、月々の維持費は数百円程度で収まることが多いので、思ったより負担は軽いはずです。

逆に一番もったいないのが、初期費用を抑えたくて小さすぎる水槽で始め、数か月で金魚が育って買い直しになるパターンです。

これは本当によくある失敗なので、最初のサイズ選びは慎重にいきたいところです。

そもそもどの品種を選ぶかで必要な水槽サイズも変わってくるので、迷ったら金魚の丈夫な種類と飼いやすい品種の選び方を紹介した記事もあわせて見ておくと、予算の見通しが立てやすくなりますよ。

セット購入と個別購入の選び方

用品を一つひとつ選ぶのが大変だと感じる場合は、水槽・フィルター・カルキ抜きなどが一通りまとまった水槽セットを検討するのも一つの方法です。

セット商品のサイズ別・価格帯別の比較については、金魚の水槽セットおすすめを解説した記事で詳しく比較しているので、セットで揃えたい方はぜひ参考にしてみてください。

個別に選びたい方は、この記事で紹介した優先順位を参考に、必須の4点から揃えていくとスムーズです。

金魚を迎える前に知っておきたい注意点

最後に、実際に金魚を迎える前に押さえておきたいポイントを紹介します。

水槽の置き場所を先に決める

直射日光が当たる場所や、温度変化の激しい場所は水質や水温が不安定になりやすいため避けたほうが無難です。

水槽は水を入れるとかなりの重量になるので、安定した台の上に設置できる場所を事前に決めておくとスムーズです。

60cm水槽は水だけで60kg前後になることもあるため、置き場所の耐荷重もあわせて確認しておくと安心です。

置き場所については、もう少し具体的なチェックポイントを挙げておきます。

直射日光を避けたいのは、水温が急に上がってしまうだけでなく、光でコケが大量に発生して水槽が緑っぽく汚れやすくなるからです。

同じ理由で、エアコンの風が直接当たる場所も水温が乱れやすいので避けたほうが無難です。

また、ドアの開け閉めで振動が大きく伝わる場所も、金魚が落ち着きにくいので候補から外しておくと安心です。

床は水平で、しっかり重さを支えられる場所を選んでください。

特に60cmクラスは重量があるので、専用の水槽台に載せると安定して安心感があります。

見落としやすいのが電源まわりです。

コンセントはたこ足配線を避け、コードは差し込み口の手前で一度下にたるませてから挿すようにしてください。

こうしておくと、コードを伝った水滴が差し込み口に入り込むのを防げて、感電やショートのリスクを下げられます。

水づくり・水合わせと迷ったときの相談先

前日準備・温度合わせ30分・水質合わせ30分×2〜3回・リリースと絶食という水合わせ4ステップの図解
失敗しない水合わせの4ステップ

水槽を立ち上げた直後は、水質がまだ安定していないことが多いです。

金魚を迎える前に、できれば1〜数週間ほど水を回してバクテリアが育つのを待ち、迎えたときは水合わせをして水温・水質の差にならすといった基本を押さえておくと、初期の失敗を減らせます。

バクテリアがしっかり定着するには数週間ほどかかることもあるので、立ち上げ直後は金魚を入れすぎず、水質が安定するまで無理をしないことが大切です。

水換えの頻度や具体的な手順については、金魚水換えの頻度と基本手順を解説した記事で詳しく整理しています。

数値や選び方はあくまで一般的な目安です。飼育環境や金魚の品種によって最適な条件は変わってくるので、迷った場合は購入店やアクアショップの専門スタッフに相談することをおすすめします。正確な商品情報は各メーカーの公式サイトもあわせてご確認ください。

水合わせは、言葉だけだと難しそうに聞こえますが、順番どおりにやれば大丈夫です。

ここでは基本の流れを4ステップに分けて整理しておきます。

①前日までに水槽をセットしてカルキ抜きを済ませ、フィルターを回して準備しておきます。

②金魚が入った袋を、そのまま水槽の水面に30分ほど浮かべて、袋の中と水槽の水温を近づけます。

③袋の水を1/3ほど捨てて、代わりに水槽の水を同じ量だけ入れ、30分ほど待ちます。この入れ替えを2〜3回くり返して、水質にもゆっくり慣らしていきます。

④最後は金魚だけを網でそっとすくって水槽へ移します。袋の水は病気などの持ち込みを避けるため、入れない方が安心です。

迎えた直後の数日はエサを控える(絶食)のも、この慣らし期間の一部だと考えてください。

なお立ち上げてすぐの時期は水質が動きやすいので、様子を見ながら水換えはやや小まめにしてあげると安定させやすくなります。

金魚すくいの金魚を持ち帰ったときの応急準備

お祭りの金魚すくいで、予定外に金魚を連れて帰ることになった、という方も多いと思います。

道具が何もそろっていない状態でも、その日をしのぐ応急準備でまずは乗り切りましょう。

持ち帰るときは、直射日光を避けて、できるだけ早く帰宅するのが第一です。

家に着いたら、バケツや洗面器を応急の容器として使えますが、洗剤や石けんの残りがないものを選んでください。

その中に、カルキ抜きした水を入れてあげます。

水深は浅くて構わないので、なるべく口の広い、空気に触れる面が大きい容器を選ぶと酸素を取り込みやすくなります。

もしエアレーション(ブクブク)を用意できれば、なお安心です。

夜でカルキ抜きが手元にない場合は、水を10分以上沸騰させて水温まで冷ますか、汲み置きした水で応急的に対応します。

そして翌日、あらためて必須の4点を買いそろえてあげてください。

気をつけたいのは、すくった金魚は弱っている個体が多い、という前提です。

移動や水合わせはできるだけそっと行い、乱暴に扱わないようにしてあげましょう。

すでに別の金魚を飼っている場合でも、すぐ同じ水槽に混ぜるのは避けてください。

病気を持ち込んでしまうおそれがあるため、しばらくは別の容器で様子を見るのが安心です。

養生として0.3〜0.5%程度の塩水浴が行われることもありますが、無理に行う必要はありません。

金魚の様子をよく見て、不安なときは専門店に相談しながら進めてみてください。

金魚初心者に必要なものに関するよくある質問(FAQ)

最低限、何から揃えればいいですか?

水槽本体・ろ過フィルター・カルキ抜き・水温計の4つがあれば、ひとまず飼育をスタートできます。底砂やライト、隠れ家などは後から少しずつ買い足していけば十分です。

初期費用はどれくらいかかりますか?

最低限のアイテムだけなら数千円程度から、水槽台や底砂も含めた本格的な環境なら15,000〜30,000円程度が目安とされています。購入するお店や商品によって変動するため、あくまで参考にしてください。

水槽は何cmを選べばいいですか?

最低でも45cm以上の水槽が目安とされています。和金など大きく育つ品種を考えている場合は、60cmクラスも検討しておくと、後々のサイズ不足に悩まされにくくなります。

セットを買うのと個別に揃えるのはどちらがいいですか?

用品選びに時間をかけたくない方はセット購入が手軽です。こだわって選びたい方は、この記事で紹介した優先順位をもとに必須の4点から個別に揃えていく方法もおすすめです。

ヒーターは必要ですか?

金魚は日本の気候に比較的強い魚のため、基本的な飼育ではヒーターが無くても飼えるケースが多いとされています。品種や室温によって判断が変わるため、詳しくは専門記事もあわせて確認してみてください。

水道水以外の水(井戸水や浄水器の水)は使えますか?

基本は水道水にカルキ抜きを使うのが確実です。井戸水は塩素こそありませんが、pHや硬度、鉄分などの水質が不明なため事前確認が要ります。浄水器の水は塩素除去の性能によりけりで、ミネラルウォーターは硬度が合わないことがありコストもかさみます。

数日間家を空けるときはどうすればいいですか?

健康な成魚であれば、1週間程度はエサなしでも耐えられるとされています。それより長く空ける場合は、自動給餌器を使うか、家族にエサやりを頼むと安心です。帰宅したら、まず水の状態を確認してあげてください。

まとめ:金魚初心者はまず4つの必須アイテムから揃えよう

金魚を飼い始めるときに必要なものは、水槽・ろ過フィルター・カルキ抜き・水温計の4つで十分です。

底砂やライト、隠れ家といった装飾系のアイテムは、飼育に慣れてから少しずつ買い足していけば問題ありません。

初期費用の目安を参考にしながら、無理のない範囲で金魚を迎える準備を進めてみてください。

最後に、揃える順番をざっくりロードマップにしておきます。

まず必須の4点(水槽・フィルター・カルキ抜き・水温計)と水換え用品をそろえ、水を1〜数週間回してから水合わせで金魚を迎え、エサは迎える当日に選ぶ、という流れが迷いにくいはずです。

道具が一通りそろったら、次は日々の飼い方が本番です。

エサやりや水換えのペースといった毎日のお世話は、金魚の飼い方完全ガイドで全体像をつかんでおくと、迎えたあとも落ち着いて向き合えると思いますよ。

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