グラスアクアPERCO徹底レビュー!お洒落なインテリア水槽の実力
こんにちは。THE AQUA LAB、運営者の「所長」です。インテリア性が高く非常におしゃれな水槽として注目されている本製品ですが、実際に購入を検討する際にはグラスアクア perco レビューやスペックに関する情報、そして何よりも価格に見合った価値があるのかが気になるところだと思います。デザインは素晴らしいけれど水流は強すぎないか、静音性は確保されているのか、あるいはろ過能力は十分なのかといった疑問は尽きません。この記事では、これらの要素を徹底的に検証し、導入前に知っておくべき全ての情報をお届けします。
- 公表スペックと実際のサイズ感から見る設置の現実性がわかります
- ベタ飼育に特化した水流や静音性の実態を把握できます
- 購入後に後悔しないための電源アダプターやヒーターの注意点がわかります
- デザインと機能のバランスを見極め、自分に合う水槽か判断できます
グラスアクアPERCOのレビューとデザインの魅力
まずは、この水槽の最大の特徴であるデザインと、それを支える基本スペックについて掘り下げていきます。カタログ写真で見るだけでは分からないサイズ感のトリックや、インテリアとして部屋に置いた時の「ノイズレス」な魅力について、実際の数値を交えながら詳しく見ていきましょう。
サイズと水量のスペック詳細
PERCOを検討する上で最も注意が必要であり、かつ多くのユーザーが購入後に「思ったより大きかった」と感じるポイントが、その独特なサイズ感です。製品の正面からのビューは幅20cmの非常にコンパクトな水槽に見えますが、実は奥行きが33cmもあるという点を見落としてはいけません。これは背面に「U-TOWER」と呼ばれるろ過槽兼タワーが配置されているためで、設置にはA4サイズを縦に置ける以上のスペースが確実に要求されます。
意外と場所を取る「奥行き」の罠
通常の小型水槽であれば、奥行きも20cm程度であることが多いのですが、PERCOはその1.5倍以上の奥行きを持っています。そのため、奥行きの浅い本棚や、スリムなコンソールテーブルなどに設置しようとすると、背面がはみ出してしまい設置できない可能性があります。購入前には、必ず設置予定場所の奥行きをメジャーで計測し、電源コードの取り回し分を含めて35cm程度の余裕があるか確認することをおすすめします。
実際の飼育スペース(水が入る部分)は幅20cm×奥行20cm×高さ20cmの、いわゆる「20cmキューブ水槽」と同等です。総水量は約6.0L。これは一般的な60cm水槽(約60L)の10分の1程度の水量であり、水質管理の面では「ナノアクアリウム」と呼ばれる、ややテクニカルな領域に入ります。水量が少ないほど外気温の影響を受けやすく、水温変化が激しくなるため、エアコンによる室温管理などが重要になってきます。
| 項目 | 数値データ | 備考 |
|---|---|---|
| 全体サイズ | 幅20.5cm × 奥行33.0cm × 高さ31.5cm | 奥行きに注意が必要 |
| 飼育有効寸法 | 幅20.0cm × 奥行20.0cm × 高さ20.0cm | 実質20cmキューブ |
| 総水容量 | 約6.0L | 水質変化が早い |
| 乾燥重量 | 約1.5kg | 非常に軽量 |
おしゃれなインテリア水槽の魅力

この水槽が多くのユーザーを惹きつける理由は、何と言ってもその「ノイズレス」なデザイン言語にあります。「ノイズレス」とは、視覚的な邪魔者が排除されている状態を指します。通常のアクアリウムでは、フィルターの吸水パイプ、ヒーターの電源コード、照明のスタンド、エアレーションのチューブなどが水槽の周りにごちゃごちゃと露出してしまいがちです。これらは生き物を飼う上で必要な器具ですが、インテリアとして見た場合には明らかに「ノイズ」となります。
PERCOは、これらの機能部品を全て背面の「U-TOWER」および底面ユニットに集約・隠蔽しています。水槽正面から見たとき、目に入るのはクリアなガラスと、その中を泳ぐ魚、そして揺らぐ水草だけです。水槽部分は透明度の高いガラスを採用し、機能部品にはABS樹脂を使用するという異素材の組み合わせですが、これが絶妙にマッチして「家電」のような、あるいは現代アートの「オブジェ」のような佇まいを実現しています。
リビングのサイドボードや寝室のナイトテーブル、あるいはオフィスのデスクサイドに置いても違和感がなく、生活感が出過ぎません。まさに「家具としての水槽」を探している方には、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
ベタ飼育に最適な水流の秘密

「グラスアクア perco レビュー」と検索すると、必ず議論になるのが「水流の弱さ」です。スペック上の流量は1分間に1.6L。これは一般的な外掛けフィルターなどが3〜5L/分であることを考えると異例の低さですが、実はこれこそがベタ飼育における最大のメリットになります。
なぜベタに強い水流はいけないのか?
ベタ、特に改良品種である「ショーベタ」などは、観賞価値を高めるために長く美しく改良されたヒレを持っています。この大きなヒレは、泳ぐ際には水の抵抗を大きく受ける「重り」のような存在となります。そのため、一般的なフィルターが作り出す「洗濯機のように水が回る環境」では、ベタは常に泳ぎ続けなければ姿勢を保てず、体力を激しく消耗してしまいます。その結果、泳ぎ疲れて衰弱したり、ストレスで自らのヒレをかじってしまう「自傷行為」に走ったりすることがあります。
PERCOの微弱な水流は、ベタにとって「止水(水が流れていない状態)」に近い、非常に穏やかな環境を提供します。これによりベタは水流に逆らって泳ぐ必要がなくなり、本来の優雅な姿でゆったりと水槽内を回遊することができます。メーカーであるGEXも、この製品コンセプトにおいて「ベタなどの小魚」をターゲットにしており、意図的な流量設計であることが伺えます。
(出典:ジェックス株式会社『グラスアクア PERCO』公式製品ページ)
https://www.gex-fp.co.jp/fish/brand/glassaqua-perco/
逆に言えば、活発に泳ぎ回るテトラ類や、強い水流を好む渓流魚などには全く向いていません。あくまで「ベタ」や「メダカ」といった、強い水流を苦手とする魚種専用の設計であると理解しておく必要があります。
ベタの飼育に必要な準備や心構えについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
【ベタ初心者】向け。「必要なもの」を予算別に徹底解説!最低限必要なアイテムリスト
稼働音がうるさいか静音性を検証
寝室や書斎に水槽を置く際、最も気になるのが「音」の問題です。昼間の生活音の中では気にならなくても、静まり返った夜の室内では、フィルターのブーンというモーター音や、水面を叩くチャポチャポという水音は意外と響き、睡眠の妨げになることもあります。しかし、PERCOに関して言えば「稼働音 うるさい」という心配はほぼ不要です。
DCポンプと水中配置による遮音効果

この製品にはDC(直流)5V駆動のポンプが採用されています。一般的なAC(交流)ポンプと比較して、DCポンプは周波数由来の微細な振動(ハム音)が少なく、静粛性に優れているのが特徴です。さらに、そのポンプ自体がU-TOWER内の水中に完全に沈められている「水中ポンプ方式」を採用しています。水は空気よりも音を伝えにくい性質があるため、水自体が防音材の役割を果たし、モーターの駆動音が空気中に漏れ出すのを物理的に防いでいるのです。
また、ろ過された水が水槽に戻る「吐出口」も水中に配置されています。これにより、外部フィルターや上部フィルターでよくある「落水音(ジャバジャバ音)」が一切発生しません。実際に稼働させてみても、耳を水槽に近づけない限り音が聞こえない「ほぼ無音」と言って差し支えないレベルです。時計の秒針の音の方が大きく聞こえるほどであり、静音性に関しては市販の水槽セットの中でもトップクラスの性能を誇ります。
ろ過能力とフィルターの特徴
デザインと静音性が優秀な反面、構造上のトレードオフとして犠牲になっているのが「ろ過能力」です。ここを理解せずに運用すると、水質崩壊を招く恐れがあります。
PERCOは、GEXの標準規格であるカートリッジ式の「スリムマット」を1枚使用します。このマットは物理ろ過(ゴミを越し取る)と吸着ろ過(活性炭で黄ばみを取る)には優れていますが、バクテリアを定着させて有害物質を分解する「生物ろ過」の能力はそれほど高くありません。通常のフィルターであれば、セラミックろ材などを追加して生物ろ過能力を強化することができますが、PERCOのU-TOWER内はスペースが非常に限られており、ろ材を追加する余地がほとんどありません。
止水域のリスクと対策
流量が1.6L/分と非常に弱いため、水槽の四隅や底床付近に「止水域(水が動かない場所)」ができやすく、そこに汚れが溜まりやすい傾向があります。強力なろ過フィルターで水を循環させてピカピカに保つというよりは、「こまめな水換えで物理的に汚れを排出する」という運用スタイルが求められます。「ろ過フィルターがついているから水換えは月1回でいい」といった考え方は、この水槽では通用しません。
グラスアクアPERCOのレビューから見る機能性
デザインの素晴らしさは理解できたところで、次は実際の運用面における機能性を見ていきましょう。照明やヒーター、電源周りなど、カタログスペックだけでは見えてこない「落とし穴」とも言えるポイントを、ユーザー視点で正直に解説します。
水草育成と照明の明るさについて
付属のLEDライトは、アーム部分がフレキシブルに動くスタイリッシュなデザインで、消費電力は約1.5Wです。6Lという小さな水槽を照らすには十分な明るさ(ルーメン)を持っており、生体の体色を鮮やかに見せる演色性も悪くありません。ベタの鮮烈な赤や青が、暗い部屋の中で美しく浮かび上がる様子は幻想的です。
ただし、これを「水草育成用ライト」として期待すると失望することになります。光の絶対量が不足しているため、強い光合成を必要とする有茎草(ロタラなど)や、底面を緑の絨毯にするような前景草(グロッソスティグマ、キューバパールグラスなど)の育成は困難です。これらは光量不足でヒョロヒョロと徒長するか、枯れてしまいます。
この水槽で水草を楽しむなら、アヌビアス・ナナやミクロソリウム、ウィローモスといった、弱い光でも育つ「陰性植物」を選ぶのが正解です。また、構造上ライトの交換や増設ができないため、「あくまで生体メイン、水草はワンポイントの彩り」と割り切る必要があります。
適合ヒーターと温度管理のコツ
PERCOの最大のメリットの一つが「ヒーターを隠せる」ことですが、ここには大きな制約があります。U-TOWER背面に設けられたヒーター収納スペースは非常にタイトに設計されており、適合するヒーターが極めて限定的なのです。
一般的に、熱帯魚用のヒーターには温度をダイヤルで設定できる「オートヒーター(温度可変式)」と、26℃などに固定された「定温式」がありますが、可変式のヒーターは本体サイズが大きくなるため、PERCOの収納スペースには物理的に入りません。基本的には、GEX純正の「オートヒーター10」や「オートヒーター20」といった、超小型の定温型ヒーター専用と考えた方が良いでしょう。他社製のヒーターでも入るものはありますが、ヒーターカバーが少しでも太いと引っかかってしまいます。
また、ヒーターの熱が水槽全体に行き渡るかどうかも懸念点です。水流が弱いため、温められた水が循環しにくく、ヒーター付近だけが暖かくなり水槽の反対側は冷たい、という「温度ムラ」が発生するリスクがあります。冬場は室温自体をある程度上げておくか、水温計をヒーターから一番遠い場所に設置して監視するなど、温度管理には注意が必要です。
適合ヒーターの目安
推奨:GEX オートヒーター20(または10)
※パッケージサイズではなく、ヒーター本体の太さと長さを必ず確認してください。
USBアダプターは別売りで必要

これは購入者が最も陥りやすい罠であり、開封直後に絶望するポイントなのですが、PERCOにはUSB電源アダプターが付属していません。製品にはUSBケーブル(Type-A)がついているだけです。
さらに厄介なことに、ポンプ用の電源ケーブルと、LEDライト用の電源ケーブルがそれぞれ独立しています。つまり、この水槽を完全に稼働させるためには、合計で2ポート分のUSB電源が必要になります。「家に余っているスマホの充電器を使えばいいや」と思っていると、ポートが1つしかなくてライトかポンプのどちらかしか動かせない、という事態になります。
推奨されるアダプターのスペック
購入時には、必ず「2ポート以上あり、各ポート1A(アンペア)以上の出力があるUSBアダプター」を別途購入してください。パソコンのUSBポートや、古いスマホ充電器(0.5Aなど)では出力不足でポンプが動かなかったり、ライトが点滅したりする不具合の原因となります。この「アダプター別売り仕様」はコストダウンの結果だと思われますが、ユーザーにとっては追加出費と手間の原因となるため、事前に準備しておくことが必須です。
販売終了の噂と価格情報の真偽
インターネット上で検索すると、一部の家電量販店やネットショップで「販売終了」や「生産完了」の表記が見られるため、「もう買えないのではないか?」「故障したら修理できないのではないか?」と不安に思っている方もいるかもしれません。
現状の市場動向を分析すると、確かに一部の大手量販店では取り扱いを終了しているケースが見られますが、Amazonや楽天、アクアリウム専門店などではまだ新品の在庫が流通しており、入手可能な状態です。メーカーの生産体制が縮小している可能性は否定できませんが、即座に市場から消える段階ではありません。
価格に関しては、発売当初のメーカー希望小売価格(15,900円+税)と比較して、現在は実勢価格で9,600円〜10,000円前後で推移しており、かなり買いやすい価格帯になっています。ただし、専用のフタやポンプユニット、LEDライトユニットといった補修パーツは、本体の生産終了とともに徐々に入手が難しくなるリスクがあります。消耗品である「スリムマット」はGEXのド定番商品なので将来にわたって供給されるでしょうが、専用パーツの予備に関しては、心配であれば本体購入時に合わせて確保しておくのが賢明かもしれません。
掃除とメンテナンスの方法

日々のメンテナンス、特に水換えに関しては非常に考え抜かれた設計になっています。通常、水換えには「プロホース」などの道具を使って水を吸い出す必要がありますが、PERCOのU-TOWERには独自の排水機能が備わっています。
タワー上部のレバー操作、あるいは排水口のキャップを外すなどの簡単なアクションで、ろ過槽内の水を外部に排出できる構造になっています(※製造ロットにより仕様が微細に異なる場合があります)。これにより、狭い水槽内に手を入れてレイアウトを崩したり、魚を追い回して驚かせたりすることなく、静かに水を減らすことが可能です。これは「週に2回、3分の1ずつ水換えをする」といったベタ飼育の基本ルーティンを行う上で、心理的・物理的なハードルを大きく下げてくれます。
タワー内部の「死角」に注意
一方で、U-TOWER内部の清掃は難易度が高めです。タワーは水槽と一体化しているか強固に固定されており、気軽に取り外して丸洗いすることができません。タワーの底部は複雑な形状をしているため、長期間使用しているとヘドロ状の汚れが溜まりやすくなります。これを放置すると水質悪化の原因となるため、月に一度はスポイトや細長いブラシを駆使して、タワー内部の汚れを吸い出すメンテナンスが必要です。
グラスアクアPERCOのレビュー総括とおすすめ
ここまで「グラスアクア perco レビュー」として、メリットだけでなくデメリットも含めて詳細を見てきましたが、結論として、この水槽は「中級者がインテリアとして楽しむベタ専用のサブタンク」として最適解です。
こんな人におすすめ
- 部屋の雰囲気を壊さない、最高におしゃれな水槽が欲しい人
- 寝室に置ける、音の静かな水槽を探している人
- ベタを1匹だけ、優雅に飼育したい人
- 週に数回の水換えを「楽しみ」として苦に思わない人
逆に、「初めて魚を飼うので、できるだけメンテナンスフリーで楽をしたい」「いろいろな魚をたくさん泳がせたい」という方には、正直あまりおすすめできません。水量が少なく水質管理がシビアであり、ろ過能力も限定的だからです。しかし、その特性さえ理解して愛情を持って接すれば、これほど生活空間に美しく溶け込む水槽は他にはありません。ぜひ、あなたのお部屋にもこの小さな「癒やしのタワー」を導入してみてはいかがでしょうか。



