ラピレスRV60レビュー!曲げガラス水槽の評判と音の対策
こんにちは。THE AQUA LAB、運営者の「所長」です。GEXのラピレスRV60のレビュー記事を探しているということは、きっとあの美しい曲げガラスのデザインに惹かれているのではないでしょうか。でも同時に、上部フィルターがうるさいという評価や蓋の隙間に関する評判も気になるところですよね。私自身も実際に使ってみて感じたメリットやデメリット、そして気になる静音化の対策について、包み隠さずお話ししたいと思います。
特にこの水槽は、ホームセンターや熱帯魚ショップで最もよく見かける「アクアリウムの入り口」的な存在ですが、実は長く使い込むほどにその特性(クセ)が見えてくる奥深い製品でもあります。これから購入を検討している方が、買ってから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、私の経験を全てシェアしますね。

曲げガラスの魅力と、購入前に気になる不安点
- 曲げガラス特有の視覚効果とメリット
- 上部フィルターの音を劇的に静かにする裏技
- 飼育スタイルに合わせたセット内容の選び方
- 蓋の隙間対策と飛び出し事故の防止策
ラピレスRV60のレビューと外観特徴

購入前に押さえる3つの注意点(隙間・騒音・重量)
まずは、パッと見た時の印象や、実際に設置してみないと分からない構造上の特徴についてレビューしていきます。カタログスペックだけでは見えてこない、運用上のリアルなポイントを見ていきましょう。
曲げガラスの視覚効果とメリット
ラピレスRV60最大の特徴は、なんといってもフロントパネルのコーナー部分に継ぎ目がない「ベントグラス(曲げガラス)」方式を採用している点です。通常の水槽は5枚のガラス板をシリコンで貼り合わせて箱を作りますが、このラピレスは前面のガラスを高温で熱して「Uの字」に曲げて作られています。
この構造の最大のメリットは、「視線の連続性」にあります。一般的なフレームレス水槽であっても、角には必ずガラスの厚み分の断面と、接着剤であるシリコンのラインが存在します。これらは水槽の中を覗き込む際、どうしても視界を分断する「枠」として意識されてしまいがちです。しかし、ラピレスRV60はこの角が滑らかなR(アール)を描いているため、正面から側面にかけて視線が遮られることなく、非常にパノラミックな視界を楽しめます。
角のシリコンがないだけで、水槽全体がワンランク上のインテリアのように見えます。特に夜間、部屋の照明を落として水槽のライトだけを点灯させた時、曲面のガラスが光を柔らかく反射し、リビングに幻想的な雰囲気が生まれます。この「高級感」は、同価格帯のフレーム水槽の中では群を抜いています。
一方で、この曲げガラスには「レンズ効果」という光学的な特性(デメリットとも言えます)があることを理解しておく必要があります。コーナーの湾曲している部分は、いわば凹レンズのような役割を果たします。そのため、この部分を通して中の魚や水草を見ると、横にビヨーンと引き伸ばされて見えたり、実際の位置よりも少しズレて見えたりします。
例えば、緻密な構図を計算して石や流木を組む「ネイチャーアクアリウム」を作る場合、直線のラインを出したつもりでも、見る角度によっては歪んで見えてしまうことがあります。また、水槽の写真を撮るのが好きな方にとっては、斜めからのアングルで撮影しようとすると被写体が歪むため、構図に苦労するかもしれません。ですが、金魚やディスカス、エンゼルフィッシュといった体高のある魚が、曲面部分を通過する瞬間にヌルッと大きく見える様子は、むしろダイナミックで迫力満点です。このあたりは「何を飼うか」によって評価が分かれるポイントですね。
メンテナンス面での小話も一つ。角が丸いため、平面用のスクレイパー(コケ取り刃)だと角のコケが取りにくいです。ここはメラミンスポンジを使って手で優しく擦るのが正解です。
蓋の隙間と飛び出し事故の防止
検索候補に「ラピレスRV60 蓋 隙間」と出てくるように、この水槽を購入した多くのユーザーが最初に直面する課題が、上部の密閉性です。これは構造上、避けては通れない宿命のようなものです。
この水槽はコーナーがR形状をしているため、四角いガラス蓋を置いても角の部分に必ず三角形の隙間ができます。さらに、上部フィルターの吸水パイプやヒーターの電源コード、エアレーションのチューブなどを水槽内に通すために、ガラス蓋の角はあらかじめ大きくカットされています(あるいはプラスチックのバックスクリーンに切り欠きを入れる必要があります)。
「たかが数センチの隙間でしょ?」と侮ってはいけません。この隙間は、アクアリストにとって二つの大きなリスクを意味します。

蓋の隙間は危険(飛び出し防止の基本対策)
一つ目は「水の蒸発」です。特に冬場、水槽用ヒーターで水を26℃に温め、部屋の温度が低い場合、湯気がこの隙間からどんどん逃げていきます。乾燥した季節だと、1週間で水位が2cm〜3cm下がることも珍しくありません。水位が下がると、上部フィルターからの落水距離が伸びて「ジャバジャバ」という音がうるさくなる原因にもなります。
二つ目は、さらに深刻な「生体の飛び出し事故」です。ネオンテトラ、ハチェット、サイアミーズ・フライングフォックス、そしてヤマトヌマエビなどは、驚いた拍子に水面からジャンプする習性があります。彼らにとって、数センチの隙間は大脱走のためのゲートのようなものです。朝起きたら、お気に入りの魚が床で干物になっていた……という悲劇は、アクアリストなら一度は経験するトラウマですが、この水槽はそのリスクが少し高めです。
多くのセットには、ガラス蓋と一緒にプラスチック製の「バックスクリーン(隙間埋めレール)」が付属しています。これを「なんとなく置く」だけでは不十分です。ご自身の使用しているフィルターのパイプ位置、ヒーターのコード位置に合わせて、マジックでマーキングをし、カッターやハサミを使って必要最小限の穴だけを開ける加工を徹底してください。少し手間ですが、隙間をミリ単位で埋めるこの作業こそが、愛魚の命を守ることに繋がります。もし付属していない場合は、園芸用の鉢底ネットなどを加工して隙間を塞ぐのも有効なDIYです。なお、「蓋の隙間」をDIYで詰める具体例は、グラス テリア スリム 450の蓋の隙間対策レビューでも詳しく解説しています。
実際の水量と設置に必要な強度
カタログや販売サイトを見ると、ラピレスRV60の水容量は「約56リットル」や「約60リットル」と記載されています。しかし、これはあくまで「水槽の端から端までなみなみと水を入れた場合」の計算上の数値です。
実際に私たちが運用する際は、底に砂利やソイルを5cmほど敷き、レイアウト用の石や流木を入れ、さらに地震などの揺れで水が溢れないよう、水面を水槽の縁(リム)から3cm〜4cm下げて管理します。これらを考慮すると、実質的な飼育水量は52リットル〜55リットル程度になると考えてください。それでも、バケツ5杯分以上の水が入るわけですから、水質を安定させるには十分な量です。
ここで絶対に軽視してはいけないのが「総重量」の話です。 水槽本体はガラスとプラスチックでできているため、女性でも持てる程度の重さですが、水を張ると話は変わります。
- 水(約55L):約55kg
- 底砂(大磯砂など):約8kg〜10kg
- 石や流木:約3kg〜5kg
- フィルターやライト:約2kg
これらを合計すると、セット時の総重量は70kg〜80kgにも達します。これは大人の男性一人が常に乗っかっているのと同じ重さです。
曲げガラス水槽は、前面のガラスに熱処理加工が施されているため、底面への応力(力の掛かり方)が通常の水槽よりもシビアです。カラーボックス、メタルラック(棚板なし)、テレビ台、玄関の下駄箱などは、長期間の70kgの荷重に耐えられるようには設計されていません。 天板がたわむような場所に設置すると、水槽の底ガラスに無理な力がかかり、最悪の場合、曲げ部分に応力が集中して「ピシッ」とクラック(亀裂)が入る恐れがあります。深夜に60リットルの水が部屋にぶち撒けられる大惨事を防ぐためにも、必ず「水槽専用台」を使用してください。これは強く推奨します。水槽台選びの考え方(一般家具がNGな理由も含む)は、90cm水槽の記事内「水槽台の選び方」に整理しています。
また、この水槽はガラス厚が5mm(※現行モデル参照:出典:ジェックス株式会社 製品情報)で作られています。オールガラス水槽だと同サイズで6mm厚が標準的なので「少し薄い?」と不安になるかもしれませんが、上下に装着されたプラスチックフレームが「外骨格」としてガッチリとガラスを支えているため、強度は非常に高いです。水を入れた時の「たわみ」もフレームが抑え込んでくれるので、安心して運用できます。
おすすめのセット内容と選び方
これからラピレスRV60を購入しようとしている方が一番悩むのが、「どのセットを買うべきか?」という問題でしょう。実は、ラピレスRV60という水槽本体は同じでも、付属する上部フィルターの種類によって、その性格は全くの別物になります。
主に流通しているのは、「GTセット」と「標準セット(DTセットなど)」の2パターンです。

GTセットと標準セットの選び分け(飼育スタイル別)
| 項目 | GT LEDセット | デュアルクリーンセット |
|---|---|---|
| 付属フィルター | グランデ600 | デュアルクリーン600 |
| ろ過能力 | 最強クラス(ドライ&ウェット) | 標準的(オーバーフロー式) |
| 音の大きさ | 大きめ(落水音・振動音あり) | 静か(DCポンプ採用モデルもあり) |
| おすすめ生体 | 金魚、錦鯉、中型魚、過密飼育 | ネオンテトラ、グッピー、水草少々 |
結論から言うと、もしあなたが「金魚をしっかり飼いたい」あるいは「エンゼルフィッシュなどの少し大きくなる魚を飼いたい」「たくさんの魚を泳がせたい」と考えているなら、迷わずGTセット(グランデ600付属)を選んでください。
グランデ600は、フィルターのろ過槽が非常に大きく、ろ材がたくさん入ります。さらに「ドライろ過」という、バクテリアに酸素を供給して汚物分解能力を極限まで高める仕組みを採用しているため、水を汚しやすい魚でもピカピカの水を維持できます。正直、このフィルターが付いてくるだけでGTセットを買う価値があります。
逆に、「寝室に置くから静かさが最優先」「飼うのはメダカや小さなテトラ数匹だけ」という場合は、デュアルクリーンセットの方が幸せになれるでしょう。こちらはポンプのパワーが控えめで音が静かですし、必要十分なろ過能力を持っています。自分の飼育スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
コトブキ工芸製品との比較
購入時の比較検討リストに必ず入ってくるのが、コトブキ工芸の「プログレ600」シリーズです。こちらもラピレスと同様に、前面コーナー曲げガラスを採用し、上部フィルターをセットにしたロングセラー製品です。
私自身、両方を使ってきましたが、正直なところ水槽本体(ガラス部分)の品質や見栄えに決定的な差はありません。どちらも美しく、丈夫です。では何が違うのかというと、「フレームの質感」と「セットフィルターの思想」、そして「実売価格」です。
まずフレームですが、コトブキのプログレは少しマットで落ち着いた質感のフレームを採用していることが多く、ラピレスは少し光沢感のある黒、という印象があります(ロットによりますが)。ここは好みの問題ですね。
決定的な違いはやはりフィルターです。コトブキのセットに付いてくる「スーパーターボ・トリプルボックス」も非常に優秀なフィルターですが、GEXの「グランデ600」のような「完全なドライろ過」への特化具合とは少し方向性が異なります。GEXは消耗品(交換用ろ材やマット)が、近所のホームセンターやドラッグストアのペットコーナーでもほぼ確実に売っているという「圧倒的な入手のしやすさ」が強みです。「あ、ろ材が目詰まりしてる!」と気づいたその日に、近所で替えが買える安心感。これは長くアクアリウムを続ける上で、ボディブローのように効いてくるメリットなんですよね。
そして価格。セール時期にもよりますが、ラピレスRV60のセットの方が、プログレよりも若干安く販売されているケースが多いです。浮いた数千円で、質の良い底砂やヒーターを買い足せるのは大きな魅力です。
ラピレスRV60のレビューと使用感
さて、ここからは実際に水を張り、生体を入れ、フィルターを稼働させた後の「運用フェーズ」における詳細なレビューに入っていきます。ショップで空の水槽を見ているだけでは気づかない、音や振動、そして生体の調子に直結するろ過能力について、私の実体験を交えて深掘りしていきます。
特に「音」に関しては、寝室や静かな書斎に設置予定の方にとっては死活問題になりかねません。しかし安心してください。構造を知り、正しい対策を施せば、ラピレスRV60は十分に静かなパートナーになってくれます。
フィルターがうるさい時の静音化
検索窓に「ラピレスRV60」と打ち込むと、サジェスト(予測変換)に不吉な言葉が出てきます。そう、「うるさい」です。
正直に申し上げますと、購入直後、何も対策をせずに電源を入れた瞬間、私も「あ、これ寝室だと厳しいかも…」と感じました。特にGTセットに付属する「グランデ600」は、そのパワフルな流量ゆえに、豪快な水音を奏でてくれます。
しかし、そこで諦めてはいけません。この水槽セットの騒音は、原因を分解し、それぞれに対策を打つことで、劇的に(嘘偽りなく劇的に)静音化が可能です。私が実践して効果のあった「静音化の3ステップ」を伝授します。

上部フィルター騒音の3分類(落水音・共振音・吸気音)
1. 「ジャバジャバ音(落水音)」の消去
最大の騒音源は、フィルターから水槽へ水が戻る際の落水音です。グランデ600の吐出口(L字型のエルボ)は太く、そこからドバドバと水が叩きつけられるため、水面が波立ち、大きな音が出ます。
吐出口のエルボの中に、粗目のスポンジ(外部フィルター用の粗目パッドをカットしたもの)や、園芸用の鉢底ネットを丸めて詰め込んでください。あるいは、太めのストローを束ねて差し込むのも定番の改造(MOD)です。
これにより、一本の太い水流が分散され、水が「ドバーッ」ではなく「サーッ」と優しく流れ落ちるようになります。さらに、水槽の水位を吐出口が半分浸かるくらいまで上げてしまえば、落差がゼロになり、この音はほぼ無音になります。
2. 「ブーン音(共振音)」の抑制
次に気になるのが、モーターの振動がフィルター本体や水槽のフレーム、さらにはライトに伝わって発生する低周波の共振音です。夜中に響くこの音は、精神的にかなり堪えます。
まず、ポンプとフィルターケースが接触している部分、そしてフィルター本体と水槽のフレームが接触している部分に、100円ショップで売っている「防振ジェルパッド(家具の転倒防止用など)」や薄いゴムシートを挟んでください。これだけで振動の伝達が遮断されます。
また、意外な盲点なのが「フィルターの蓋」です。ポンプの微振動で蓋がカタカタ鳴ることがあるので、蓋の上に重石(小さな石や水を入れたペットボトル)を置くと、ピタリと止まることがあります。
3. 「シュー音(吸気音)」への理解
グランデ600特有の音として、ドライろ過槽で空気を巻き込む「シュー」「ジュルジュル」という音があります。これは酸素を取り込んでいる証拠であり、ろ過能力の源泉なのですが、気になる場合はドライ槽の排水穴にウールマットを少し掛けて、水が壁を伝うように誘導すると軽減されます。
これら全ての対策を施した私のラピレスRV60は、現在、枕元から2メートル離れた場所に置いてありますが、就寝時に音が気になったことは一度もありません。手間をかけるだけの価値は十分にありますよ。
上部フィルターの「落水音」「共振音」対策をもう少し網羅的に押さえたい方は、外部フィルターと上部フィルター併用の「騒音対策テクニック」も参考になります(やっていることは同じで、応用が効きます)。
グランデ600のろ過能力について
私がラピレスRV60のGTセットを激推しする最大の理由、それが付属フィルター「グランデ600」の圧倒的なパフォーマンスです。「たかがセット付属のオマケフィルターでしょ?」と思っているなら、その認識は今日で改めた方が良いかもしれません。
このフィルターの真髄は、アクアリウム業界でも珍しい「ドライ&ウェット方式」を標準採用している点にあります。

グランデ600の仕組み(ドライ&ウェット二段ろ過)
ドライろ過(第一段階):酸素の爆発的供給
ポンプから汲み上げられた飼育水は、まず上段のバスケット(ドライ槽)にシャワー状に降り注ぎます。ここではろ材が水没しておらず、常に空気に触れている状態です。
水を綺麗にするバクテリア(ニトロソモナス属など)は、活動するために大量の酸素を消費する「好気性細菌」です。水中の溶存酸素だけでは限界があるところを、空気中から直接酸素を取り込めるこのドライ層では、バクテリアの活性が通常の水中ろ過とは比較にならないほど高まります。これにより、猛毒のアンモニアを瞬時に無害化する処理能力が生まれます。
ウェットろ過(第二段階):安定した吸着と分解
ドライ層を通過した水は、下段の水没したろ過槽(ウェット層)へと流れます。ここでは従来のろ過と同様に、安定したバクテリアのコロニーが残りの汚れを分解し、ゴミを吸着します。
この二段構えにより、グランデ600は「60cm水槽用上部フィルター」というカテゴリの中で、頭一つ抜けた性能を誇っています。実際に私はこのセットで、体長15cmの金魚3匹と、プレコ1匹を飼育していましたが、水が白く濁ったり、アンモニア中毒が出たりしたことは一度もありませんでした。
上段のドライ層にあるウールマット(白い綿)が物理的なゴミをほとんどキャッチしてくれるため、普段のメンテナンスはこのマットを週に1回交換(または洗浄)するだけで済みます。下段のろ材は数ヶ月放置していても目詰まりしにくく、バクテリアへのダメージを最小限に抑えられます。「手抜き管理でも水が輝く」という、ズボラな私(所長)には最高のシステムです。
デュアルクリーンセットの評価
一方で、標準セットや廉価版セットによく付属している「デュアルクリーン600」についても公平にレビューしておきましょう。グランデのような派手さはありませんが、こちらは非常に堅実で、現代の住宅事情にマッチした優等生です。
デュアルクリーンの最大の特徴は「静音性」と「扱いやすさ」です。
グランデ600が「パワー!水量!酸素!」というマッチョな思想で作られているのに対し、デュアルクリーンは流量を適度に抑え、オーバーフロー構造(水が溢れて次の槽へ流れる仕組み)を採用することで、水の流れる音を最小限にしています。ポンプ自体も消費電力が4W〜5W程度と低く(グランデは約10W)、24時間365日稼働させる電気代への配慮もなされています。
また、ろ過槽が2つに分かれており、片方を活性炭カートリッジ、もう片方をリングろ材やマットにするなど、カスタマイズの自由度もあります。特に活性炭カートリッジの交換は手を濡らさずにワンタッチでできるため、アクアリウム初心者の方や、お子様が管理する水槽としても非常に優秀です。
| 比較項目 | グランデ600 (GTセット) | デュアルクリーン600 (標準セット) |
|---|---|---|
| 得意な生体 | 金魚、錦鯉、肉食魚、過密な熱帯魚 | ネオンテトラ、グッピー、プラティ、メダカ |
| 水流の強さ | 強い(洗濯機状態になりやすいので工夫が必要) | 穏やか(小魚も泳ぎ疲れない) |
| メンテナンス | ろ材容量が大きく頻度は少ないが、掃除は大掛かり | カートリッジ交換だけで済む手軽さ |
もしあなたが「初めて熱帯魚を飼うけれど、何を飼うかはこれから決める。でも、とりあえず失敗したくない」というのであれば、デュアルクリーンセットから始めても全く問題ありません。小型魚30匹程度までなら余裕でカバーできます。
付属LEDライトの明るさと水草
最後に、セットに含まれる照明(LEDライト)についても触れておかなければなりません。ラピレスRV60のセットには、時期やロットによりますが「クリアLED パワースリム」や「フラッティ」といったGEX製のLEDライトが同梱されています。
結論から言うと、このライトは「魚を綺麗に見せること」には長けていますが、「本格的な水草育成」には力不足です。

付属LEDの得意・不得意(魚は映える/水草は光量不足)
色温度は10,000ケルビン前後の、青みがかった白色光であることが多く、これは水の透明感を強調し、ネオンテトラの青いラインや金魚の赤い色を鮮やかに浮かび上がらせてくれます。鑑賞用としては非常に優秀で、スイッチを入れた瞬間に水槽がキラキラと輝く様子には感動すら覚えます。
しかし、水草が光合成を行うために必要な波長(特に赤色成分)や、絶対的な光量(ルーメン、PAR値)は控えめです。
アヌビアス・ナナ、ミクロソリウム、ウィローモス、クリプトコリネといった、いわゆる「陰性水草(少ない光でも育つ丈夫な草)」であれば、この付属ライトだけで十分に美しく育ちますし、むしろコケが生えにくくて管理が楽です。
もしあなたが「底一面に広がる緑の絨毯(グロッソスティグマなど)をやりたい」と思った場合、高光量のライトへ買い替える必要があります。ここで問題になるのが、ラピレスRV60の構造です。
水槽の上部半分近くを「上部フィルター」が占有しているため、ライトを置けるスペースが非常に狭いのです。高性能な吊り下げ式ライトや、幅の広い多灯用ライトを設置しようとしても、物理的にフィルターと干渉して置けないケースが多々あります。
ですので、「将来は本格的な水草レイアウトコンテストを目指したい!」という野望がある方は、最初から上部フィルターセットではなく、外部フィルターとフレームレス水槽の組み合わせを選ぶべきです。ラピレスRV60は、あくまで「魚メイン、水草は彩り程度」というスタイルに特化した水槽だと割り切りましょう。
ラピレスRV60のレビュー総括

ラピレスRV60は買い?(向いている人の条件)
長くなりましたが、GEX ラピレスRV60のレビューを総括します。
この水槽は、「アクアリウムの美しさと、飼育の実用性を、現実的な価格で両立させた傑作」です。
曲げガラスがもたらす角のない滑らかな視界は、リビングに置いた時の満足感を格段に高めてくれます。そして何より、セットに含まれる(特にGTセットの)上部フィルターの強力なろ過能力は、初心者が最も挫折しやすい「水質悪化による魚の死」を、物理的なパワーで防いでくれる頼もしい命綱です。
確かに、音の問題や蓋の隙間といった、ユーザー側で工夫しなければならないポイントはいくつか存在します。しかし、それらは100円ショップのアイテムや少しのDIYで十分に解決できるレベルのものです。その手間を差し引いても、このセットが提供してくれる「失敗の少ない飼育環境」は、価格以上の価値があります。
「ラピレスrv60 レビュー」と検索してこの記事にたどり着いたあなたへ。
もしあなたが、金魚を大きく育てたい、あるいはたくさんの熱帯魚が群泳する姿を眺めたいと願うなら、この水槽は間違いなく買いです。適切な設置と少しの静音化対策を行えば、これから数年間、あなたの部屋に最高の癒やしを提供してくれるはずです。

最高の癒やしが、あなたを待っている
それでは、素敵なアクアリウムライフを!THE AQUA LABの所長がお送りしました。
本記事の情報は執筆時点(2025年12月)の著者の経験および調査に基づくものです。製品の仕様変更等により実際と異なる場合があります。電気機器の改造(静音化加工など)はメーカー保証の対象外となる場合があるため、自己責任において行い、安全には十分ご注意ください。正確なスペックや最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。

