ウーパールーパーは人になつく?寄ってくる理由と上手な慣らし方・触り方の注意点
ウーパールーパーを眺めていると、水槽に近づいたときにこちらへすっと寄ってくることがありますよね。もしかして懐くのかな、飼い主がわかるのかな、と気になって調べている方も多いと思います。せっかく飼うなら、もっと仲よくなれるなつく方法があれば知りたい、という気持ちもよくわかります。
先に結論をお伝えすると、ウーパールーパーは犬や猫のような意味で人になつく生き物とは言いにくいです。ただし、餌をくれる人に慣れて、近づくと寄ってくるようになることはあるようです。研究施設や獣医大学の資料にも、餌の場所をすぐに覚えることや、手から餌を与えると人に慣れることが書かれています。
一方で、手に乗るくらい慣れてほしいからと触れ合いを増やすのは、あまりおすすめできません。ネットでは触ると火傷するという話も見かけますが、この言い方を直接裏づける資料は今回見つかりませんでした。それでも皮膚がとても繊細な生き物なので、手で扱うのは最小限にするのがよい、というのが獣医大学の考え方です。
この記事では、研究機関・獣医大学・動物園・メーカーの資料をもとに、なつくかどうかの答えと、慣らすための接し方や水槽の整え方を順番に整理します。寄ってこなくなったときに何から確かめればよいかもまとめたので、気になるところから読んでみてください。
- ウーパールーパーが人になつくと言えるのか、飼い主がわかるのか
- 水槽に近づくと寄ってくる理由と、周りを感じ取るしくみ
- ピンセットでの慣らし方と、慣れやすい水槽の環境づくり
- 触るときの注意と、寄ってこないときに確かめる順番
ウーパールーパーはなつく?飼い主がわかるのかを整理
まずは「なつくのか」「飼い主がわかるのか」という疑問に、資料で言えることと言えないことを分けて答えていきます。寄ってくる理由、目・におい・水の動きで周りを感じるしくみ、そして触るとやけどするという話の受け止め方まで、順に見ていきましょう。
なつくより慣れるが近い理由

結論から言うと、ウーパールーパーは「なつく」より「慣れる」と表現するのが近いです。犬や猫のように特定の人に愛着を持つ、という意味での「なつく」を示した研究は、今回確かめた資料(論文データベースの検索を含む)では見つかりませんでした。
見つかったのは、飼育している機関の観察と、目やにおいなどの感覚についての研究です。つまり「人を好きになるかどうか」ではなく、「餌や飼育の流れを覚えて、人がいても落ち着いていられるようになるか」という話なら、資料で裏づけがとれる、ということですね。
たとえば、ケンタッキー大学のサイトに載っている、インディアナ大学のアホロートル(ウーパールーパーと同じ生き物の別の呼び名で、海外の資料や論文ではこちらが使われます)飼育コロニーの飼育ガイド(書き手は Susan T. Duhon さん)には、底に落ちた餌の場所をすぐに覚える様子が書かれています。詳しくは次の見出しで紹介しますが、餌にまつわることを覚える力はある、ということです。
もう一つ大事なのが、英国王立獣医大学(エキゾチック動物診療部門)の飼育シートです。ここには、手から餌を与えることで、より人に慣れた状態にできると書かれています(出典:Royal Veterinary College「AXOLOTL CARE」)。
ここで使われている英語は「social」という言葉です。人を怖がらずに寄ってくる、人の前でも餌を食べる、くらいの意味で読むのが自然で、愛着を持つとか、飼い主を見分けるとまでは書かれていません。なのでこの記事では、これを「慣れる」と呼ぶことにします。
あわせて知っておきたいのが、ウーパールーパーの普段の過ごし方です。ウーパールーパーは両生類で、研究施設のガイドによると、水槽に入れてもほとんどの時間を底でほぼ動かずに過ごします。サンディエゴ動物園野生生物同盟の図書館のファクトシートでも、野生の個体は湖や水路の底で休んでいる時間が長いとされています。
同じファクトシートの飼育の項(同園での飼育)では、動かずに獲物を待っていることが多いとも書かれています。ですから、じっとしているからといって「なついていない」「元気がない」と決めつける必要はありません。もともと、そういう暮らし方をする生き物なんですね。
「寄ってきてくれるのに、なつくとは言えないなんて少し寂しい」と感じた方もいるかもしれません。でも、人の気配に慌てず、目の前で餌を食べてくれるようになるのは、飼い主にとって十分うれしい変化だと思います。まとめると、ウーパールーパーは愛着でなつくのではなく、餌を通して人に慣れていく生き物、と考えるのがいちばん近いです。
寄ってくるのは餌を覚えたサイン
水槽に近づくとウーパールーパーが前に出てくるのは、「人が来る=餌が来る」という流れと結びついている可能性がありそうです。特定の人を見分けていると言える根拠はありませんが、餌に関することを覚える力は資料に書かれています。
研究施設のガイドによると、ウーパールーパーは目の前に落ちてくる餌を、側線(=水の動きや揺れを感じ取る器官のこと)で感じて、水中でさっとくわえることがあります。さらに、底に落ちた餌の場所もすぐに覚えると書かれています(出典:Ambystoma.uky.edu「Guide to Axolotl Husbandry」)。
同じガイドには、首を曲げながら底の餌を探して動き回る様子がよく見られる、とも書かれています。水槽の底をうろうろと探っている姿は、まさに餌を探しているところなのかもしれませんね。
サンディエゴ動物園の飼育の項では、ウーパールーパーは口の前を泳いでいくものには何にでも食いつくことが多い、とされています。また、同じファクトシートの餌の項では、成体はふつう待ち伏せ型で、じっと獲物が来るのを待つとされています。
この2つを合わせると、ウーパールーパーの食べ方が見えてきます。自分から長い距離を泳いで獲物を追いかけるより、じっと待って、目の前に来たものにパッと反応するタイプ、ということです。そして、餌が落ちてくる場所や流れを覚えていきます。
家庭の水槽では、だいたい同じ人が、同じような時間に、同じ場所から餌を入れることが多いですよね。そうすると、人が近づく気配と餌の到着が何度も重なります。ここからは解釈になりますが、寄ってくるのは「この気配のあとに餌が来る」と結びついた結果と考えるのが自然です。
ここで気をつけたいのが、寄ってくるたびに餌をあげてしまう、というよくある例です。前に出てくる姿がかわいくて、つい追加でひと粒…となりがちですが、与えすぎは消化不良のもとになるとメーカーの解説にもあります。餌の回数の目安は、後半の「ピンセットで餌をあげて慣らす方法」で紹介します。
「寄ってくる=お腹がすいている」とも限りません。餌の時間と人の気配が結びついていれば、満腹でも前に出てくることはありえます。寄ってくる姿は、餌を覚えたサインとして受け止めつつ、餌の量は決めた目安どおりに守る。これがいちばん無理のない付き合い方かなと思います。
飼い主がわかるのか研究で言えること
ウーパールーパーが飼い主を見分けているかどうかを確かめた研究は、今回見つかりませんでした。論文データベースで学習・条件づけ・認識などの言葉と組み合わせて探した範囲では、飼い主個人を見分ける、人に愛着を示すことを確かめた論文は出てこなかった、ということです。
家族の中で自分にだけ寄ってくる、と感じている飼い主さんもいるようです。ただ、これは飼い主の体験談の範囲で、研究で確かめられた事実ではありません。そう感じること自体は自然ですし、否定するつもりもありません。
論文データベースで見つかったのは、飼育機関が書いている餌にまつわる観察と、側線・目・におい・味といった感覚の研究でした。感覚の研究は「何を手がかりに周りを感じているか」を調べたもので、「誰がそこにいるかを見分けているか」を調べたものではありません。この違いは押さえておきたいところです。
そのうえで、別の見方もできます。家族の中で決まった人が、決まったやり方で餌をあげていると、その人の近づき方や水槽の前に立つ位置、餌を入れるタイミングなどが毎回そろいます。寄ってくる相手がかたよって見えるのは、こうした「やり方の違い」の影響も考えられる、ということです。
この見方に立つと、家族で餌やりを交代するときの工夫も考えやすくなります。人によって餌を入れる場所や差し出し方がばらばらだと、餌の合図としてまとまりにくいかもしれません。誰が担当しても、同じ場所から、同じようにピンセットで差し出す、と決めておくとよいと思います。
では、研究でわかっていることは何かというと、ウーパールーパーがにおいを手がかりに暮らしている生き物だ、という点です。サンディエゴ動物園のファクトシートの行動の項では、化学的な手がかり(におい)で他の個体の性別を見分け、繁殖の状態も感じ取っているらしいとされています。
具体的には、メスはオスのにおいがあると求愛の動きをし、オスは産卵期のメスのにおいがあると活発になる、と紹介されています。さらに、捕食者をにおいと目で感じ取り、気づくと隠れて動きを減らすことも書かれています。
つまり、仲間や敵を見分けるのに、においをかなり使っているということですね。ただし、だからといって「人のにおいも覚えて飼い主を見分けている」とまでは言えません。仲間や捕食者のにおいの話と、人を個人として見分ける話は別もので、後者を確かめた資料は今回見つかっていないからです。
「わかってくれている気がする」という感覚を大切にしたい気持ちは、よくわかります。そのうえで、寄ってくる理由は餌との結びつきで説明できる可能性がある、と知っておくと、寄ってこない日があっても必要以上に落ち込まずにすみます。飼い主がわかるのかという問いへの答えは、今回確かめた資料の範囲では「確かめた研究は見つからなかった」です。
視力・におい・水の動きで周りを感じている
ウーパールーパーは、目だけでなく、におい・水の動き・味をあわせて周りの様子を感じ取っています。どれか一つの感覚だけで動いているわけではない、というのがポイントです。
まず目について。コメリのページに情報提供として載っているキョーリンの解説には、「視力が弱いが、目の前で動くものをすばやく口に入れます。誤飲や共食いしないように注意しましょう。」と書かれています。
一方で、サンディエゴ動物園のファクトシートの餌の項は、2020年の研究を引いて、獲物を目で見つけるとしています。一見すると反対のことを言っているようですが、矛盾というより、細かいものを見分ける力は高くないけれど、目の前で動くものにはしっかり反応する、と両方を並べて考えるのがよさそうです。
キョーリンが同じ文の中で誤飲(=餌以外の物を飲み込んでしまうこと)や共食いに触れているのも、この「目の前で動くものにすばやく反応する」性質と関係していると考えられます。ピンセットで差し出した餌に勢いよく食いついてくるのも、この性質で説明できます。複数で飼うと共食いの心配が出てくるので、単独飼育が基本とされる理由にもつながっています(後半でくわしく紹介します)。
次に水の動き。前の見出しで触れた側線(=水の動きや揺れを感じ取る器官)で、落ちてくる餌を感じ取ってくわえることがある、と研究施設のガイドに書かれています。目で見えにくいものでも、水の揺れで気づける、ということですね。
そしてにおい。サンディエゴ動物園のファクトシートでは、捕食者をにおいと目で感じ取り、気づくと隠れて動きを減らすとされています。例として、外から持ち込まれた魚(ティラピア)が挙げられています。
においについては、もう一つ大事な記述があります。汚れた水では餌をとる力が落ちる、というものです。その理由として、においの手がかりが弱まるためかもしれない、と書かれています。水が汚れていると餌に気づきにくくなる可能性がある、ということなので、水質の管理は慣らす以前の土台になります。
最後に味です。1994年に発表された Takeuchi さんたちの味の研究(要旨)では、苦み(キニーネ)や塩味(食塩)を含むゲル状の餌への反応を調べています。その結果、ウーパールーパーは味の質を区別でき、一度口に入れたものを吐き出す割合が味によって違った、とされています。
ここから考えられるのは、餌を口に入れてすぐ吐き出しても、慣れていないせいとは限らない、ということです。味の違いに反応している可能性もあります。吐き出されると「嫌われたかな」と心配になりますが、慣れと結びつけて考えすぎなくて大丈夫ですよ。ただし、吐き出しが続いて食べない日が重なるときは、後半の確認順で体調も見てください。
こうした感覚のしくみを知っておくと、慣らすときの工夫も見えてきます。口の前にゆっくり差し出す、水をきれいに保つ、急な動きで驚かせない。どれも、目・水の動き・においで周りを感じている生き物に合わせたやり方です。
触るとやけどする?素手で触れない方がいい理由

「人の手で触るとやけどする」という言い方について、それを直接裏づける一次資料は今回見つかりませんでした。なので、やけどするかどうかをここで断定することはしません。ただし、素手で握る、長く持つ、手に乗せて遊ぶ、といった触り方は避けるのが無難です。
その理由として、資料から言えることは次の4つです。
1つ目は、英国王立獣医大学が、皮膚が有害物質の影響を受けやすいので、手で扱うのは最小限にするべきだとしていることです。飼育シートの扱い方の項は、この一文だけで締めくくられています。
2つ目は、皮膚そのものが体を守る大事な仕組みだということです。研究施設のガイドは、皮膚を感染に対するいちばん大事な守りと位置づけ、その健全さを保つために硬めの水が必要だとしています。サンディエゴ動物園の飼育の項でも、水中のミネラルが、エラの働きと、皮膚を守る粘液(ぬめり)の分泌を助けるとされています。
3つ目は、皮膚で呼吸の一部も行っていることです。英国王立獣医大学によると、ウーパールーパーには未発達の肺もありますが、呼吸は主にエラで、次いで皮膚で行っています。皮膚は「外側の皮」というだけでなく、生きるための働きも担っているんですね。
4つ目は、高い水温が苦手なことです。研究施設のガイドや獣医大学の飼育シート、キョーリンの解説がそろって高い水温への注意を書いています(くわしい数値は後半の「水流・水温・隠れ家を整えてストレスを減らす」でまとめます)。ただし、人の手の温度との関係を述べた資料は今回見つかっていません。
この4つを合わせると、皮膚はぬめりで守られていて、呼吸にも関わっていて、外からの影響を受けやすい、という姿が見えてきます。だからこそ、素手で触れる回数や時間はできるだけ減らした方がよい、というわけです。
素手で握る・長く持つ・手に乗せて遊ぶのは避けましょう。英国王立獣医大学は、皮膚が有害物質の影響を受けやすいので、手で扱うのは最小限にするとしています。移すときは網や容器を使い、触れてしまったときは自分の手も洗いましょう。
ここで「スキンシップを重ねればなつくのでは」と考える方もいるかもしれません。でも、触れ合いでなつくことを示した資料は見つかっていませんし、獣医大学は手で扱うのを最小限にと書いています。慣らしたいなら、触れ合いではなく餌の与え方で距離を縮める方が理にかなっています。
また、触ったあとは人の側の衛生にも気をつけたいところです。両生類が持っていることのある菌(サルモネラ菌)と手洗いについては、後半の「すくう・移すときと触った後の手洗い」でくわしく紹介します。結論として、やけどするかどうかにかかわらず、ウーパールーパーは手で触るのを最小限にとどめるのがいちばんやさしい接し方です。
ウーパールーパーがなつく(慣れる)までの接し方と環境
ここからは、実際にどう接すれば慣れてくれやすいのかを見ていきます。ポイントは、餌の与え方を決めて続けることと、怖がらせない水槽の環境を整えることの2つです。あわせて、すくうときの注意や、寄ってこない・食べないときに何から確かめればよいかも順番に整理します。
ピンセットで餌をあげて慣らす方法

慣らしたいなら、ピンセットで口の前に餌をそっと差し出す与え方を、毎回同じやり方で続けるのが扱いやすいです。餌を通して「人がいても大丈夫」と覚えてもらうイメージですね。
サンディエゴ動物園の飼育の項では、餌はトング(ピンセット状の道具)で与えるとされています。その理由は、食べた量を把握しやすいことと、食べ残しを水に残さないためです。動物園は「慣らすため」とは書いていませんが、家庭でも同じ理由で役に立つ与え方です。
慣れについては、英国王立獣医大学が、手から餌を与えると人に慣れた状態にできるとしています。あわせて、ウーパールーパーの歯は未発達で、食いついても人の皮膚を貫くことはできないとも書かれています。指先にパクッと食いつかれても、慌てなくて大丈夫ということですね。
ただ、同じ獣医大学が、手で扱うのは最小限にとも書いています。この2つを合わせて考えると、家庭では、手で直接与えるよりピンセットを使う方が、皮膚に触れる機会を増やさずにすむので扱いやすい、というのが私の考えです。なお、ピンセットでも手から与えるのと同じように慣れるかを調べた資料は、今回見つかっていません。
具体的な手順の目安は、次のとおりです。
1. 毎回、水槽の同じ場所から餌を入れる
2. ピンセットをゆっくり沈め、口の前にそっと差し出す
3. 食べなければ深追いせず、餌を取り出す
4. 水面をたたく、急に手を入れるなどの急な動きをしない
3の「深追いしない」は特に大事です。食べないからと鼻先で何度も餌を動かし続けたり、そのまま水に置いておいたりしがちですが、キョーリンの解説には、残った餌は水を悪くするので取り除くよう書かれています。前の見出しで触れたように、汚れた水では餌をとる力が落ちるという記述もあるので、食べ残しは早めに片づけましょう。
次に、餌の回数の目安です。資料によって書き方が少しずつ違うので、並べて紹介します。
研究施設のガイドでは、1歳ごろからは給餌を週3〜4回、1回5粒までに減らすとしています(研究施設で使っている5mmのペレットの場合)。サンディエゴ動物園では、給餌はふつう週3回です。キョーリンの解説は「小さいときは1日1回、成長したら2・3日に1回、お腹がすこし膨らむ程度与えましょう。与えすぎると消化不良になります。」としています。
冬については、キョーリンの解説に「冬場は食欲が落ちてくるので、1週間に1回で十分です。」とあります。季節によって食べる量が変わるのは自然なことなので、冬に食いつきが落ちるのは自然なことですが、食欲の低下が続くときはエラや皮膚の様子も確かめてください(後半の「寄ってこない・餌を食べないときの確認順」で紹介します)。
早く慣れてほしくて、餌の回数を増やしたくなる気持ちはわかります。でも、与えすぎは消化不良のもとになるとメーカーの解説にもあるので、回数は上の目安の範囲にとどめるのがおすすめです。慣らすコツは、回数を増やすことではなく、毎回のやり方をそろえることだと考えてください。
もう一つ、手から与えたときや、ピンセット・餌・水槽の中の物に触れたあとは、手を洗いましょう。米国疾病予防管理センター(CDC)が、両生類や餌、飼育用品に触れたあとの手洗いを勧めています(くわしくは後半で紹介します)。
ピンセットを選ぶなら、口の前まで無理なく届く長さがあり、先が丸くとがっていないものが扱いやすいと思います。価格や在庫は購入前に各ショップで確認してください。なお、すでに長めのピンセットをお持ちなら、それで十分代わりになりますよ。
慣れやすい水槽の置き場所と照明

水槽は、静かで振動がなく、照明が急に変わらない場所に置くのが基本です。怖がらせる場面を減らすことは、ストレスの少ない暮らしの土台になります。
英国王立獣医大学の飼育シートは、水槽を静かで振動のない場所に置くよう気をつけるべきだとしています。また、ウーパールーパーは厳密な照明を必要とせず、照明の急な変化に敏感なので、照明なしで飼うことも多いと書いています。
さらに、UV-B(紫外線の一種)の強い光に非常に敏感なので、UV-Bを出す電球は勧めない、とも書かれています。爬虫類の飼育などで使われる紫外線ライトを、同じ感覚で使わないように気をつけたいですね。
サンディエゴ動物園でも、照明は薄暗くして、日の光が少ない野生のすみかの環境に近づけているとされています。明るくして見やすくするより、少し暗めの方がウーパールーパーには合っている、ということです。
置き場所でもう一つ大事なのが、直射日光です。研究施設のガイドは、水温が上がりすぎるのを防ぐため、直射日光の当たる場所には置かないよう書いています。窓際は明るくて見やすい反面、日差しで水温が上がりやすく、照明の変化も大きくなりがちなので避けた方が無難です。
よくある例として、振動が伝わりやすい家電の近くや、人の出入りが多くドアの開け閉めがひんぱんな場所に水槽を置いてしまう、ということがあります。獣医大学の「静かで振動のない場所」という考え方に照らすと、こうした場所はできれば避けたいところです。
次に、活動する時間帯です。サンディエゴ動物園のファクトシートの行動の項では、活動のパターンはよく分かっていないとしつつ、飼育下では夜に活発になるという報告があると紹介しています。同じ園の飼育の項でも、ふつう夜に最も活発とされています。
ここから考えると、昼間に寄ってこなくても不思議ではありません。昼はじっとしていて、夜になると動き回る、という過ごし方もありうるということです。昼に反応が薄いからといって「なついていない」と思わなくて大丈夫ですよ。
照明を使う場合は、部屋が暗い中でいきなり水槽の照明をつけるより、部屋の明かりがついてから水槽の照明をつけるなど、明るさの変化をゆるやかにする工夫が考えられます。獣医大学が「急な変化に敏感」としていることに合わせたやり方です。
まとめると、急に照明をつけない、水槽を揺らさない、日の当たる場所に置かない。この3つを守ることが、ウーパールーパーを怖がらせないための基本です。環境が慣れやすさにつながるかを調べた資料は見つかっていませんが、ストレスを減らす土台にはなります。
水流・水温・隠れ家を整えてストレスを減らす
水槽の中の環境では、水流を弱めにすること、水温を低めに保つこと、隠れ家を用意することの3つが大切です。ストレスの少ない環境は、慣れる以前に健康を保つための土台になります。
水流は強い流れを避ける
英国王立獣医大学は、フィルターが強い水流を生まないことが欠かせないとし、強い水流はウーパールーパーにとって大きなストレスの原因だとしています。あわせて、ろ過のしすぎもストレスの原因になるので、調整が必要だとも書いています。研究施設のガイドも、速く循環する水はストレスになるとしています。
一方で、サンディエゴ動物園は、環境の工夫(エンリッチメント=飼育動物の暮らしに変化や刺激を加える工夫のこと)として、新しい水流のパターンが筋肉を使い、泳ぐ練習になるとしています。
これは矛盾ではなく、話の中身が違います。避けたいのは強い流れそのもので、動物園の工夫は流れの「変化」の話だと読めます。強い流れを当ててよい、という意味ではありません。家庭では、フィルターの水流が体に強く当たっていないかを見て、流量を調整できるものなら弱めにしておくと安心です。
水温は低めに保ち、上限を緩めない
水温については、資料ごとの数値を並べて紹介します。研究施設のガイドは15〜18℃で飼っているとし、英国王立獣医大学は最適な温度を16〜18℃、サンディエゴ動物園は約16℃で最も健康としています(同園の範囲は14〜21℃)。
上限については、研究施設は約22℃より上で飼わない、獣医大学は24℃を超えないとしています。研究施設のガイドは、高すぎる水温は危険だとも書いています。キョーリンの解説は「低い水温には強いが、高い水温は苦手です。だから暑い夏は危険がいっぱい。水温が27℃を超えると要注意、30℃を超えると危険です。」としています。
ここで誤解しやすいのが、27℃の扱いです。27℃は要注意の線で、そこまで上げてよいという意味ではありません。研究施設が約22℃より上で飼わない、獣医大学が24℃を超えないとしていることを考えると、家庭でも約22℃を超えないよう、15〜18℃前後を目指し、上がってきたら早めに手を打つのが安全です。
夏の水温対策の選び方は、水槽の水温を下げる方法をまとめた記事で、何℃下がるかの目安とあわせて整理しているので、参考にしてみてください。
隠れ家と水草は「休める場所」として考える
隠れ家については、資料がそろって用意を勧めています。英国王立獣医大学は、洞窟やパイプのような隠れ家を勧めています。サンディエゴ動物園は、十分な隠れ場所がストレスを防ぐのに役立つとしています。キョーリンの解説は「角がない隠れ家を設置しましょう。」としています。
隠れられる場所があると、落ち着ける場所が確保されます。人に慣れてほしいのに隠れ家を置くのは逆効果では、と思うかもしれませんが、逃げ込める場所があるからこそ安心して出てこられる、と考えるとわかりやすいと思います。
隠れ家を家にある物で用意したい場合は、塩ビ管や植木鉢などを使う考え方を、ドジョウ向けにドジョウの隠れ家の代用品の記事でまとめています。ドジョウの記事ですが、角や切り口の処理、洗い方の参考になるはずです。筒の太さなどの数値はドジョウ向けなので、ウーパールーパーには角がなく、体がすっぽり入る大きさのものを選んでください。
水草については、機関によって考え方が分かれます。英国王立獣医大学は、ウーパールーパーにすぐ壊されてしまうので、水槽に入れるのは勧めないとしています。一方でサンディエゴ動物園は、休むための場所として水草が必要だとしています。
どちらが正しいと言い切るより、休める場所・隠れられる場所を用意するという点は共通している、と押さえておくのがよいと思います。水草を入れる場合も入れない場合も、隠れ家で休み場は確保しておく、という考え方ですね。
同居は避け、単独飼育を基本に
英国王立獣医大学は、ウーパールーパーは単独で飼うのが最善で、どんな同居にもいくらかのリスクがあるとしています。キョーリンの解説も「目の前で動くものを食べてしまう習性なので、単独飼育が基本。」としています。
サンディエゴ動物園では別々に飼うことが多く、一緒に飼う場合は十分な広さと、互いから隠れられる場所が必要だとしています。水槽の大きさについては、キョーリンの解説に、20cm程度に成長するので45cm以上の水槽に、という記述があります。一方、英国王立獣医大学は、成体は平均25〜30cmで、大きいと35cmほどになることを見込んで水槽を選ぶよう書いています。45cmは最低ラインの目安と考え、余裕のある大きさを選ぶと安心です。
ここまでの内容を表にまとめます。
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| 項目 | 資料の記述 | 家庭での目安 |
|---|---|---|
| 水温 | 15〜18℃で飼育・約22℃より上で飼わない(研究施設)/最適16〜18℃・24℃を超えない(獣医大学)/約16℃で最も健康・範囲14〜21℃(動物園)/27℃超で要注意・30℃超で危険(キョーリン) | 15〜18℃前後を目指す。約22℃を超えないようにし(研究施設)、どんな場合も24℃は超えさせない(獣医大学)。27℃は要注意の線として、そこまで上げてよいとは考えない |
| 水流 | 強い水流は大きなストレス・ろ過のしすぎもストレス(獣医大学)/速く循環する水はストレス(研究施設)/流れのパターンの変化を運動の工夫に使う(動物園) | 強い流れが体に当たらない状態にする |
| 照明 | 急な変化に敏感で照明なしも多い・UV-Bの電球は勧めない(獣医大学)/薄暗い照明(動物園) | 暗めにし、明るさを急に変えない |
| 隠れ家 | 洞窟やパイプを勧める(獣医大学)/十分な隠れ場所がストレスを防ぐ(動物園)/角がない隠れ家(キョーリン) | 角のない隠れ家を置いて休み場を確保する |
| 置き場所 | 静かで振動のない場所(獣医大学)/直射日光の当たる場所に置かない(研究施設) | 静かで揺れが少なく、日の当たらない場所 |
| 同居 | 単独が最善(獣医大学)/単独飼育が基本(キョーリン)/一緒なら広さと互いに隠れる場所(動物園) | 1匹ずつ飼うのを基本にする |
表の数値や書き方は、あくまで一般的な目安です。個体の様子や季節によって見え方は変わるので、水温計で実際の水温を確かめながら調整してください。
隠れ家用のシェルターを選ぶなら、角がなく、ウーパールーパーの体がすっぽり入る大きさのものを目安にしてみてください。価格や在庫は購入前に各ショップで確認してください。もちろん、角のない植木鉢や塩ビ管などで代わりになる場合もあります。
すくう・移すときと触った後の手洗い

水換えなどでウーパールーパーを移すときは、手でつかむより、網や容器を使って水ごと移すのが基本です。そして、触れたあとや飼育用品を扱ったあとは、人の側も手を洗いましょう。
研究施設のガイドでは、ボウルで飼っている個体の水換えのとき、ボウルの水ごとプラスチックのざるにそっと流して移しているとされています。幼生(小さな子ども)の場合は、ボウルから網へそっと流すとしています。どちらも、手でつかんでいないのがポイントです。
同じガイドには、水の外にいる時間についての記述もあります。短い時間なら水の外でもよく耐え、皮膚が湿っていればガス交換(呼吸)を続けられる、とされています。ただし、皮膚が乾いたり、べたついたりするほど長く水から出してはいけない、とはっきり書かれています。
家庭に置きかえると、網ですくう場合も、水から出している時間はできるだけ短くし、すぐに水を張った容器へ移すのが基本になります。容器ごと水をすくうように移せれば、水の外に出る時間そのものを減らせます。
よくある失敗は、網で追いかけ回してしまうことです。焦って水槽の中を何度も網でかき回すと、驚かせてしまいがちです。移す先の容器を先に用意しておき、落ち着いてゆっくり誘導するようにしましょう。
次に、人の側の衛生です。米国疾病予防管理センター(CDC)は、爬虫類や両生類は、健康でも消化管にサルモネラ菌(=消化管の中にいることがある細菌の一種のこと)を持っていることがよくある、としています。ウーパールーパーも両生類に含まれます。
米国疾病予防管理センター(CDC)が勧めていること
・両生類に触ったあとは手を洗う
・餌や、水槽の中の物(飼育用品)に触れたあとも手を洗う
・5歳未満の子どもには、両生類にも飼育環境にも触らせない
・顔に近づけたり、キスしたりしない
手洗いが必要なのは、ウーパールーパー本体に触れたときだけではありません。餌、ピンセット、網、水槽の中の物など、飼育環境に触れたあとも同じです。水換えのあとなどは、つい忘れがちなので気をつけたいですね。
小さなお子さんがいるご家庭では、5歳未満の子どもには、ウーパールーパーにも水槽の中の物にも触らせない、という点を家族で共有しておくと安心です。ウーパールーパーの皮膚を守るためにも、人の健康を守るためにも、触れる場面そのものを減らすのがいちばんです。
寄ってこない・餌を食べないときの確認順

ウーパールーパーが寄ってこない、餌を食べないときは、「なついていない」と決めつける前に、水温→水質→餌の量と間隔→環境の変化→病気のサインの順で確かめるのがおすすめです。慣れの問題に見えて、実は体調や環境が原因ということもあるからです。
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| 確かめる順 | 見るところ | 資料の目安 |
|---|---|---|
| ①水温 | 夏に水温が上がっていないか。冬に下がって食欲が落ちていないか | 最適15〜18℃(研究施設)・16〜18℃(獣医大学)。上限は約22℃(研究施設)・24℃(獣医大学)、27℃超で要注意・30℃超で危険(キョーリン)。冬は食欲が落ち週1回で十分(キョーリン) |
| ②水質 | 水が汚れていないか。食べ残しが残っていないか | 汚れた水では餌をとる力が落ちる(動物園)。残った餌は水を悪くするので取り除く(キョーリン) |
| ③餌の量と間隔 | 与えすぎていないか。満腹ではないか | 1歳ごろから週3〜4回・1回5粒まで(研究施設)/週3回(動物園)/成長したら2〜3日に1回、お腹が少し膨らむ程度・与えすぎは消化不良(キョーリン) |
| ④環境の変化 | 置き場所・照明・水流を最近変えていないか | 静かで振動のない場所・照明の急な変化に敏感・強い水流はストレス(獣医大学) |
| ⑤病気のサイン | 食欲の低下に加えて、エラが傷んでいないか。皮膚にただれがないか | 最初のサインは食欲の低下とエラの傷み。重いと黄疸や皮膚の小さなただれ(研究施設) |
①の水温から見ていきます。夏は水温が上がりやすく、研究施設が約22℃、獣医大学が24℃を上限としていることを考えると、まず水温計を確認したいところです。冬は逆に、キョーリンの解説にあるように食欲が落ちてくる時期で、週1回で十分とされています。
冬の食いつきについては、2021年に発表された Panessiti さんたちの研究(要旨)も参考になります。暖かい・中くらい・冷たいの3つの水温条件で比べたところ、冷たい条件(6℃)では、餌に食いつくときに口を開く速さが大きく落ちた、とされています。なお、6℃は実験の条件で、飼育の推奨温度ではありません。冬に動きや食いつきが鈍るのは、水温の影響もありうる、ということです。
夏の高水温の対策で、冷却ファンで足りるのか、水槽クーラーが必要なのか迷ったら、水槽クーラーはいらないのか、冷却ファンで代用できる境界線をまとめた記事で判断の目安を整理しています。なお、リンク先の危険水温は金魚や熱帯魚向けの数値なので、ウーパールーパーではこの記事の上限(約22℃・24℃)を基準にしてください。
キョーリンの解説では、高水温対策として「エアーポンプによるエアレーションや冷却ファンなどの冷却装置を設置して、高水温対策をしましょう。」と勧めています。ウーパールーパーは高い水温が苦手なので、夏が来る前に準備しておくと慌てずにすみます。
冷却ファンを選ぶなら、手持ちの水槽のふちに取り付けられるか、水面に風が当たる向きに調整できるかを確かめておくと安心です。価格や在庫は購入前に各ショップで確認してください。部屋全体の冷房で水温を保てている場合は、ファンがなくても足りることもあります。
②の水質です。サンディエゴ動物園のファクトシートでは、汚れた水では餌をとる力が落ちるとされ、においの手がかりが弱まるためかもしれないと書かれています。餌を食べないとき、実は水が汚れていて餌に気づきにくくなっている、という可能性もあるわけです。キョーリンの解説も、残った餌は水を悪くするので取り除くよう勧めています。
③の餌の量と間隔です。寄ってくるたびに餌をあげていると、満腹で食べないだけ、ということもありえます。研究施設の週3〜4回・1回5粒まで、動物園の週3回、キョーリンの2〜3日に1回といった目安と比べて、与えすぎていないか振り返ってみましょう。キョーリンの解説には、与えすぎると消化不良になるとあります。
④の環境の変化です。水槽の置き場所を変えた、照明を新しくした、フィルターを替えて水流が強くなった、といった変化がなかったか思い出してみてください。獣医大学は、振動のない場所に置くこと、照明の急な変化に敏感なこと、強い水流が大きなストレスになることを書いています。
⑤の病気のサインです。研究施設のガイドによると、病気の最初のサインは食欲の低下とエラの傷みです。さらに重くなると、黄疸(体が黄色っぽくなること)が出たり、皮膚に小さなただれができたりすることがあるとされています。
同じガイドは、飼育の不備や悪い環境でストレスを受けた個体は、細菌に感染しやすいとも書いています。逆に、きちんと世話をされ、適切に餌を与えられ、適温のきれいな水で飼われているウーパールーパーは丈夫で、病気になることはめったにない、とされています。①〜④を整えることは、そのまま病気の予防にもつながる、ということですね。
食欲が落ちているうえにエラが傷んでいる、皮膚にただれがある、といったサインが見られたら、様子見を続けるより、両生類を診られる動物病院に早めに相談するのがおすすめです。受診のときに、水温や餌の回数、いつから食べないかを伝えられるよう、メモしておくと話がスムーズに進みます。
ウーパールーパーがなつくかについてよくある質問
2匹以上で飼うと慣れにくいですか?
複数で飼ったときと1匹で飼ったときの慣れやすさを比べた資料は、今回見つかりませんでした。資料が言っているのは、単独飼育が基本(獣医大学・キョーリン)で、一緒に飼うなら十分な広さと、互いから隠れられる場所が必要(動物園)ということです。どうしても同じ水槽で飼う場合は、同じくらいの大きさの個体にそろえ、隠れ家を複数用意しておきましょう。それでも、同居には一定のリスクが残るとされています(獣医大学)。
夜になると動き回るのはなぜですか?
サンディエゴ動物園のファクトシートでは、飼育下では夜に活発になるという報告があり、同園の飼育でもふつう夜に最も活発とされています。ただし、ウーパールーパーの活動のパターンはまだよく分かっていない、とも書かれています。昼に静かで夜に動き回るのは、珍しいことではないと考えてよさそうです。
水槽をトントンたたいて呼んでもいいですか?
おすすめしません。英国王立獣医大学は、水槽を静かで振動のない場所に置くよう勧めています。また、2020年の Llaniguez さんたちの痛みの評価の研究(要旨)では、飼育水槽をたたくことが、反応を見るための刺激の一つとして使われていました。研究者が反応を確かめるために使った操作なので、家庭でわざと繰り返すものではないと考えてください。
子どもに触らせても大丈夫ですか?
米国疾病予防管理センター(CDC)は、5歳未満の子どもには両生類にも飼育環境にも触らせないよう勧めています。それより大きな子どもでも、触ったあとは手を洗い、顔に近づけないようにしましょう。ウーパールーパーの側も、獣医大学が手で扱うのは最小限にとしているので、眺めて楽しむのを基本にするのがおすすめです。
まとめ:ウーパールーパーがなつくかの答えと付き合い方
最後に、この記事の要点をまとめます。
- ウーパールーパーがなつくかと言えば、犬や猫のように特定の人に愛着を持つことを示した研究は、今回確かめた資料では見つからなかった。ただし、手から餌を与えると人に慣れる(獣医大学)、餌の場所をすぐ覚える(研究施設)ことは書かれている
- 寄ってくるのは、人の気配と餌が結びついている可能性がある。飼い主を見分けているかを確かめた研究は、今回の資料では見つからなかった
- 触るとやけどするという言い方を直接裏づける資料は見つからなかったが、皮膚は繊細で呼吸にも関わる。素手で触るのは最小限にし、触れたら手を洗う
- 慣らすなら、ピンセットで決まった与え方を続け、静かで振動や急な照明の変化がない場所、弱い水流、15〜18℃前後の水温、角のない隠れ家を整える
- 寄ってこない・食べないときは、水温→水質→餌の量と間隔→環境の変化→病気のサインの順で確かめる
ウーパールーパーとの付き合い方は、触れ合いで距離を縮めるより、怖がらせない環境と、毎回そろった餌の与え方で少しずつ慣れてもらうのがいちばんです。人の気配に落ち着いて、目の前で餌を食べてくれるようになったら、それが慣れてくれたしるしだと思います。
水温の目安や飼育方法は、資料によって書き方が少しずつ違います。正確な情報は、各機関やメーカーの公式サイトもあわせてご確認ください。体調が気になるときの最終的な判断は、両生類を診られる動物病院などの専門家にご相談ください。


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