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グッピーのモザイクとは|グラスとの違い・品種と値段・遺伝と飼い方の基本

ⓘ 広告 ▰ グッピー
尾ビレに大きめの黒いスポットが入ったモザイクのグッピーと、特徴から遺伝・値段・殖やし方までを示した表紙のスライド

グッピーのモザイクとは?グラスとの見分け方と遺伝・値段・殖やし方

THE AQUA LAB 所長(イラスト)

こんにちは。THE AQUA LAB、運営者の所長です。

ショップや通販でグッピーのモザイクという名前を見かけて、どんな模様のことなのか気になった方は多いと思います。モザイクとはそもそも何なのか、グラスとの違いはどこにあるのか、モザイクタキシードやプラチナモザイクダンボ、アイボリーモザイクといった長い名前は何を表しているのか。調べ始めると、知りたいことが次々に出てきますよね。

先に答えを言うと、グッピーのモザイクは尾ビレに出る柄の呼び名です。尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク調に入るのが特徴で、細かいスポットが散るグラスとは、スポットの大きさと入り方で見分けます。色や体の模様、ヒレの形と組み合わさって品種名になるので、名前を分解して読めば姿の見当がつきます。

この記事では、販売店がまとめた用語集と品種解説、メーカーの飼育解説、尾ビレのまだら模様の遺伝を調べた研究論文といった資料をもとに、モザイクの特徴と見分け方、国産と外国産の違い、通販での値段の例、遺伝のしくみと模様を残す殖やし方までを整理しました。これからモザイクのグッピーを迎えたい方にも、すでに飼っていて繁殖を考えている方にも役立つ内容にしています。

  • グッピーのモザイクという尾ビレの柄の特徴と、グラスとの見分け方
  • モザイクタキシード・アイボリーモザイクなど品種名の読み方
  • 国産と外国産の違いと、通販での値段を送料込みで比べる方法
  • モザイクの遺伝のしくみと、模様を残すための殖やし方

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項目 内容 資料
学名 Poecilia reticulata(カダヤシ目カダヤシ科) 国立環境研究所 侵入生物データベース
自然分布 ベネズエラ〜ギアナ 国立環境研究所 侵入生物データベース
大きさ 全長でオス3.5cm・メス5cm/論文で使われたまだら尾の系統の成魚は全長でオス3〜4cm・メス5〜6cm 国立環境研究所/Khooほか(1999年)
適した水温 飼育に適した水温は23〜26℃・冬は水槽用ヒーターで維持/適温は21〜28℃(屋外で飼う季節の目安として示された値)・水槽にはヒーターとサーモスタット、水温計を用意 アクアラシック(チャーム運営)/キョーリン
モザイクという柄 尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク調に入る柄 アクアラシック(チャーム運営)
尾ビレのまだら模様の遺伝 X染色体とY染色体の両方にのる1つの遺伝子で決まり、模様を出す側が優性(シンガポールの1系統を調べた1999年の研究) Khooほか(1999年)
外来種としての扱い 生態系被害防止外来種リスト(第2版)で防除検討外来種・放流しないこと 環境省
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グッピーのモザイクとは?尾ビレの柄と見分け方・値段

まずは、グッピーのモザイクがどんな柄なのかを整理します。結論から言うと、販売店の用語集ではモザイクは尾ビレに大きめの黒いスポットが入る柄の呼び名で、外国産のグッピーでは品種名としても使われています。この章では、モザイクの特徴、グラスとの見分け方、同じ親から同じ模様が出ない理由、品種名の読み方、国産と外国産の違い、通販での値段の例を順に見ていきます。名前のしくみが分かると、店頭や通販のページに並ぶ長い品種名も、ぐっと読みやすくなりますよ。また、モザイクの名前が付く商品には国産と外国産の両方があり、選び方も飼うときの注意も変わります。値段は販売単位と送料で見え方が変わるので、送料込みで比べた表も用意しました。

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モザイクは尾ビレに大きめの黒いスポットが入る柄

グッピーのモザイクは、尾ビレの柄を表す呼び名です。チャームが運営するアクアラシックの用語集では、モザイクは尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク調に入る柄で、鮮やかで古くから根強い人気がある、と説明されています。同じサイトの品種講座でも、尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク模様を描く定番人気の模様として紹介されていました。

ここで押さえておきたいのは、モザイクが尾ビレという「場所」に出る柄の名前だということです。アクアラシックの用語集は、比較的見かけることが多い尾ビレの柄として、グラス、モザイク、ソリッド、レースの4種類を挙げています。体の後半が黒く染まるタキシードや、全身に網目模様が入るコブラは、体の模様の側の呼び名。モザイクはそれと並ぶのではなく、尾ビレの柄という別の軸に置かれています。

メーカーの解説も見ておきましょう。キョーリンのグッピーの飼い方のページでは、グッピーの種類の1つとしてモザイク・タキシードが挙げられ、グッピーの中でも特に歴史の長い品種で、複数の色で構成される多色の尾ビレが特徴とされています。黒いスポットに加えて、尾ビレの地の色も1色ではなく複数の色で構成される、というのがモザイクの見え方のイメージかなと思います。

英語の研究論文でも、似た模様が取り上げられています。シンガポール国立大学の研究者が1999年に動物学の学術誌に発表した論文では、尾ビレのまだら模様を「variegated」と呼び、明るい色の尾ビレに、形も大きさもさまざまな黒い斑点や斑紋が入る、ばらつきの大きいモザイク状の模様と説明しています。ただし、この論文が調べたのはシンガポールで養殖されていた1つの系統です。日本の店で「モザイク」と表示されて売られている魚と同じものだと決めつけず、似た模様についての研究として読むのがよさそうです。

なお、外国産のグッピーとしてのモザイクについて、アクアラシックのグッピー解説では、赤をベースとした体色に大きめの黒い斑が入る品種で、グッピーの中でも特に基本的な色彩を持った品種の1つとされています。同じ解説は、尾ビレの柄の入り方は個体差が大きく、成長段階によっても大きく変化するとも書いていました。この個体差と成長による変化は、モザイクを選ぶときにも殖やすときにも大事になる点なので、このあとの見出しでも何度か出てきます。

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グラスとの違いはスポットの大きさと入り方

大きめの黒いスポットが入るモザイクの尾ビレと、細かい黒いスポットが散るグラスの尾ビレを並べて比べたスライド
モザイクとグラスの尾ビレの模様の見分け方

モザイクとよく比べられるのがグラスです。見分けるポイントは、黒いスポットの大きさと入り方。グラスは細かいスポット、モザイクは大きめのスポットと覚えておくと迷いにくいですよ。

アクアラシックの用語集では、グラスは細かい黒いスポットが入るスタンダードな柄で、スポットの入り方には個体差が大きく現れると説明されています。品種講座でも、グラスは体の透明度が高く、尾ビレに細かい黒いスポットが入る定番人気の模様とされていました。一方のモザイクは、先ほどのとおり大きめの黒いスポットがモザイク調に入る柄です。

実際に見比べるときは、次の順で尾ビレを見ていくと判断しやすいかなと思います。

  • 尾ビレに黒いスポットがあるか(無ければソリッドなど別の柄)
  • スポットが細かい粒として散っているか(細かければグラス寄り)
  • スポットが大きめで、色の面がつぎはぎのように並んでいるか(大きめならモザイク寄り)
  • (参考)尾ビレの地の色が複数の色で構成されているか(キョーリンはモザイク・タキシードの特徴を多色の尾ビレとしている)

ただ、境目がはっきりしない個体もいます。動物の売買・登録サービスCreatures(creatures.com)のグッピーの品種ページでも、モザイクは細かい点が入るグラスとは違うとしながら、市場に出回る個体では2つの呼び名があいまいになることがある、と書かれていました。グラスもモザイクもスポットの入り方に個体差がある柄なので、写真1枚で決めきれないのは自然なことです。

迷ったときは、販売店の表示を基準にして、実物か複数の写真を見比べるのがいちばん確実です。グラスの代表的な品種については、ブルーグラスグッピーの値段と特徴で詳しく紹介しているので、モザイクと並べて見たい方は参考にしてみてください。細かい斑点が尾ビレ全体に均一に散る姿を知っておくと、モザイクの大きめのスポットとの違いがつかみやすくなります。

見分けで気をつけたいのは、若い個体です。アクアラシックの解説は、外国産のモザイクについて、尾ビレの柄の入り方は成長段階によっても大きく変化するとしています。国産やグラスでも同じことが起きる可能性はあるので、まだ尾が小さい若いオスでは、スポットの大きさや並び方が完成していないことがあるので、若魚の段階でグラスかモザイクかを言い切らない方が無難ですよ。

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同じ親から生まれても柄はそろいにくい

モザイクの面白さであり、悩ましいところでもあるのが、模様の再現性です。先に答えを言うと、モザイクの柄の入り方は個体差が大きく、同じ両親から生まれた兄弟でもそっくり同じ柄になるとは限りません。

先ほどの1999年の論文では、尾ビレのまだら模様について、同じ両親から生まれた子も含めて、オスでもメスでも似たまだら模様を持つ個体は観察されていないと書かれています。論文が調べたのは1系統ですが、模様のばらつきの大きさそのものが研究の出発点になっていたわけです。アクアラシックの解説が、外国産のモザイクについて尾ビレの柄の入り方は個体差が大きいとしているのとも合っています。ただし同じ解説は、国産グッピーは高品質で形質が安定しているともしています。細かい柄の配置までは同じにならなくても、系統としての姿の方向はそろえていける、と考えておくとよさそうです。

この性質は、通販で買うときに大事になります。たとえば、国産のプラチナモザイクダンボを扱う通販の商品ページには、掲載写真は参考で写真そのものの個体を届けるものではないこと、色・模様・体型には個体差があり、個体サイズや模様の指定は受けられないことが書かれていました。モザイクのように1匹ごとに柄が違う品種では、写真と同じ柄の魚が届くとは限らない、と最初から考えておくのが安心です。

もう1つ知っておきたいのが、オールドファッションという呼び名です。アクアラシックの品種講座では、オールドファッションは体に大きめの黒いスポットとカラフルな多色をのせているのが特徴で、柄の出方は個体ごとに異なると説明されています。モザイクが尾ビレの柄の名前なのに対して、オールドファッションの説明は体の側に大きめのスポットと多色がのる姿です。検索するとオールドファッションモザイクという名前も出てきますが、尾ビレと体のどちらの柄を指しているのかを意識して商品名を読むと、届く魚の姿を想像しやすくなりますよ。

◆所長のワンポイントアドバイス

モザイクは、その1匹だけの柄を楽しむ品種です。理想の柄があるなら、写真の個体を選べる店や、店頭で実物を見て選べる店を探すのも1つの方法です。通販では、届いた個体の柄も含めて楽しむくらいの気持ちで選ぶと、がっかりしにくいかなと思います。

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品種名でわかるモザイクの組み合わせ

モザイクを含む品種名は長くなりがちですが、パーツに分けると読めるようになります。要点を先に言うと、国産グッピーの品種名は、体色、体の色彩・模様、尾ビレの色彩・模様・形、ヒレの形という順番で付けられていることが多いので、モザイクはこの中の尾ビレの模様にあたります。

アクアラシックの品種講座では、国産グッピーの場合、品種名の付け方には規則があり、体色、色彩・模様、尾ビレの色彩・模様・形、ヒレの形という順番になると説明されています。ただし、色彩・模様と尾ビレの色彩・模様・形が逆になることもあるようだ、とも添えられていました。順番は目安として使い、どの単語がどの部分を指しているかで読むのがコツです。

通販に並ぶモザイクの品種名を、資料の説明をもとに分解すると次のようになります。

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名前に含まれる語 指している部分 資料での説明
モザイク 尾ビレの柄 尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク調に入る柄
タキシード 体の模様 体の後半部が黒く染まる模様
コブラ 体の模様 メタリックな網目模様が全身に入る
プラチナ 体の模様(上半身の光沢) 上半身に金属光沢が現れる模様(ゴールド〜シルバー系まで複数の色合い)
アイボリー 体色 赤を発色させない表現型(劣性ホモで発現)
ダンボ ヒレの形(胸ビレ) 正面から見ると丸く大きく伸長した胸ビレが大きな耳に見えることからの名前

この表に当てはめると、たとえばアイボリーモザイクコブラは、赤を発色させないアイボリーの体色に、全身の網目模様のコブラと、尾ビレのモザイクが組み合わさった名前だと読めます。プラチナモザイクダンボなら、上半身に金属光沢がのるプラチナに、尾ビレのモザイク、大きな胸ビレのダンボ、という組み合わせです。キョーリンが紹介しているモザイク・タキシードは、尾ビレのモザイクに、体の後半が黒く染まるタキシードが合わさった姿ですね。

品種名の最後に付くことの多いヒレの形の呼び名のうち、ヒレ全体が長く伸びるリボンについては、オスが繁殖できない理由とトリオでの殖やし方をリボンの遺伝とトリオの組み方の解説で紹介しています。

ダンボについては、アクアラシックの品種講座で、個体差があり、大きく形のバランスが良いほど高値になると書かれています。先ほどのCreaturesの品種ページでも、ダンボの性質はモザイクなどの系統とよく組み合わされるとされていました。モザイクとダンボはどちらも見せ場がヒレにある組み合わせなので、ヒレの状態がそのまま見た目の良し悪しになります。

なお、エルシルバラドのように、資料では意味を確かめられなかった語も商品名には出てきます。分からない語があるときは、その部分を店の説明や写真で確かめ、推測で姿を決めつけないようにしましょう。名前の読み方を一通り知っておくだけでも、店頭でどの部分の名前なのかを考えながら選べるようになりますよ。

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国産と外国産で違う流通と選び方

国産と外国産のグッピーの性質の違いと、両者を同じ水槽で混泳させてはいけない注意をまとめたスライド
国産と外国産のグッピーの違いと混泳の注意

モザイクを選ぶとき、品種名と同じくらい大事なのが、国産か外国産かという区別です。結論から言うと、モザイクの名前が付く商品には国産と外国産の両方があり、性質も選び方も違ううえに、両者を同じ水槽で混ぜてはいけません。

実際、2026年10月24日にYahoo!ショッピングで「モザイク グッピー」と検索すると、チャームの「エルシルバラドモザイク・グッピー(国産グッピー)」と、「プラチナモザイクダンボ・グッピー オス(外国産)」が同じ一覧に並んでいました。名前にモザイクと付いていても、国産と外国産のどちらなのかは商品名の括弧書きまで見ないと分かりません。

品種名の頭に付くプラチナは、上半身に金属光沢がのる体色の呼び名です。プラチナに白さが重なった品種については、ハクホワイトとの関係とメスの見た目の解説で紹介しています。

アクアラシックのグッピー解説では、国産グッピーと外国産グッピーはどちらも種としては同一種だが、品種の種類や飼育上の性質が大きく異なるとされています。外国産は安価で入手しやすい一方、輸入状態が悪いことが多く買ってすぐに病気しやすいこと、形質が不安定で系統維持には向かないことがデメリットとして挙げられていました。国産は日本の水に慣れていて丈夫で飼育しやすく、高品質で形質が安定している一方、外国産に比べるとやや高価で、熱帯魚専門店での入手が基本とされています。

同じ解説には、外国産グッピーは販売時に品種ごとの管理が厳密にはなされていないことが多く、販売用水槽内でランダムに交配されてしまっていることが多いため、品種改良を狙う場合は不向きだという説明もありました。モザイクの模様を残して殖やしたいなら国産、手ごろな値段で色とりどりの姿を楽しみたいなら外国産、というのが選び分けの目安になりそうです。

アクアラシックのグッピー解説は、グッピーを飼育するうえで最大とも言える注意点として、「国産グッピー」と「外国産グッピー」を決して混泳させてはいけないことを挙げています。グッピーエイズという特有の病気が知られ、両者を混ぜて飼育すると高確率で発症し、どちらかが全滅する可能性が高いとされています。まれに生き残る個体は病原体を持つキャリアになり、その個体が入った水槽に他のグッピーを入れると次々と感染させてしまう可能性が高い、とも書かれています。同じ解説は、国産と外国産に限らず、出自が異なるグッピーを混ぜる際はリスクが付きまとうとしています。外国産だけでなく国産グッピーでもキャリア個体である可能性はある、とも書かれていました。

国産と外国産の違いは、グッピーの国産と外国産の違いでも詳しくまとめています。モザイクの国産と外国産を両方飼いたい場合は、水槽も道具も最初から分けて考えておきましょう。

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通販での値段の例と送料込みの比べ方

モザイク系グッピー5商品の表示価格・送料・送料込みの合計・1匹あたりの金額を並べた表のスライド
モザイク系グッピーの通販価格を送料込みで比べた表

モザイクのグッピーは、通販で買う方も多いと思います。先に答えを言うと、2026年10月24日に確かめた例では、国産のモザイク系は1ペア1,650円〜3,620円、外国産のプラチナモザイクダンボはオス3匹1,750円で、これに送料が加わります。値段を比べるときは、販売単位と送料をそろえてから比べるのがポイントです。

下の表は、2026年10月24日にYahoo!ショッピングで見た商品ページの表示をもとに、送料(東京都)を足した合計と、1匹あたりの金額を計算したものです。

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商品名(店) 産地 販売単位 表示価格 送料(東京都) 送料込みの合計 1匹あたり(送料込み)
エルシルバラドモザイク・グッピー(チャーム) 国産 1ペア(2匹) 1,650円 730円 2,380円 1,190円
アイボリーモザイクコブラ・グッピー(チャーム) 国産 1ペア(2匹) 1,910円 730円 2,640円 1,320円
エルシルバラドアイボリーモザイクグッピー(チャーム) 国産 1ペア(2匹) 2,120円 730円 2,850円 1,425円
プラチナモザイクダンボ・グッピー オス(チャーム) 外国産 オス3匹 1,750円 730円 2,480円 約827円
国産グッピー プラチナモザイクダンボ アダルトサイズ(MASUKOSUIKEI) 国産 3ペア(6匹) 10,860円 1,000円 11,860円 約1,977円

同じMASUKOSUIKEIの商品ページでは、1ペア3,620円、2ペア7,240円、3ペア10,860円と、ペア数を選べるようになっていました。販売サイズはアダルトで、オス3cm前後・メス4cm前後とされています。チャームの商品ページでは、どれも送料が東京都で730円と表示され、条件により送料が異なる場合があるとされていました。

表を見ると、1匹あたりの金額では外国産のオス3匹の例がいちばん安く見えますが、これはオスだけの販売です(同じ店にはオス5匹2,650円の商品も一覧に並んでいました)。殖やしたいならメスが必要なので、ペアで売られている国産と単純には比べられません。逆に、オスの尾ビレを眺めたいだけなら、オスだけの販売の方が目的に合うこともあります。何をしたいかで、比べる相手を選ぶのがコツですよ。なお、ここに並べたのはダンボやアイボリーなどが組み合わさったモザイク系の例なので、グッピー全体のおおまかな相場とは差があることもあります。

もう1つ見落としやすいのが、配送の条件です。チャームの商品名にはどれも「北海道・九州航空便要保温」という表記が付いていました。地域や季節で届け方が変わることがあるので、送料と一緒に購入画面で確かめておきましょう。値段は時期によって変わり、ここで紹介した数値はあくまで一般的な目安です。税込かどうかも含めて、正確な情報は各ショップの公式サイトをご確認ください。死着保証の見方や、届いた個体の健康の見分け方はグッピー通販のおすすめと価格相場で詳しく紹介しています。

グッピーのモザイクを飼う・殖やすための基本

ここからは、グッピーのモザイクを飼う方法と殖やす方法を見ていきます。結論から言うと、飼い方そのものはほかのグッピーと同じで大丈夫ですが、大きな尾ビレを傷めない環境づくりと、模様の遺伝のしくみを知ったうえでの親選びがポイントになります。この章では、水温と水槽、水流と混泳、遺伝のしくみ、模様を残す殖やし方と選別の時期を順に紹介します。遺伝の話は少し理屈っぽく感じるかもしれませんが、親の組み合わせを考えるときの手がかりになりますよ。グッピーは殖やしやすい魚なので、模様を残したい方も、まずは飼うだけの方も、殖えたときにどうするかを先に考えておくと慌てずにすみます。殖えすぎたときの注意も最後にまとめています。

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水温と水槽はほかのグッピーと同じでよい

モザイクだからといって、特別な飼育設備が必要になるわけではありません。ひと言でまとめると、適温の水と、フィルターでろ過されたきれいな水を保てていれば、ほかのグッピーと同じ環境で飼えます。

キョーリンのグッピーの飼い方のページでは、水槽サイズに合わせたライト、ろ過フィルター、底砂、ヒーター&サーモスタット、水温計を用意するよう案内されています。水を入れた水槽はとても重いので、強度が高く水平を保てる台の上に置くこと、窓の近くなど日光に当たる場所はコケが生えやすいので直接日光の当たらない場所を選ぶことも書かれていました。

水温については、同じページの屋外飼育の項で、グッピーの適温は21〜28℃とされ、夜間の気温が21℃を下回ったら室内に入れるよう案内されています。真夏の高温には注意し、すだれなどで遮光することも挙げられていました。チャームが運営するアクアラシックのグッピーの冬越しの講座では、グッピーの飼育に適した水温は23〜26℃とされ、水温の下がりやすい冬は水槽用ヒーターを使って水温を維持するよう案内されています。キョーリンの値は屋外で飼う季節の目安、アクアラシックの値は水槽での飼育の目安と、示された条件が違うので、室内の水槽のヒーターは両方の範囲に入る23〜26℃あたりを目安にすると考えやすいかなと思います。

ヒーターの扱いでは、安全面の注意も知っておきましょう。同じ講座では、ヒーターが空気中に出てしまい空焚き状態になると大変高温になり、火災にもつながるため水面から出ないように気を付けるよう書かれていました。水換えで水位を下げるときやヒーターを取り出すときは、先にヒーターの電源プラグをコンセントから抜いてから作業し、扱い方は使っているヒーターの取扱説明書に従ってください。

水質について、アクアラシックのグッピー解説では、グッピーは適応範囲がかなり広く、どちらかといえば弱アルカリ性を好むが、多少弱酸性に傾いても平気だとされています。そのうえで、正確には弱アルカリ性の水が良いというよりは「pHが落ちていない水」が重要で、頻繁に水換えをして硝酸塩の蓄積が少ない水をグッピーは本来好む、と説明されていました。水槽の大きさについては、ペア飼育なら30cm水槽で十分とされています。同じ解説の別の項では、グッピーは勝手に殖えるので、将来を見越すと多くても3ペア程度にとどめておくのが良いとも書かれていました。これは飼い始める数の目安で、30cm水槽に3ペアという意味ではないので、30cm水槽ならまずは1ペアから始めるくらいが無理のない数かなと思います。

エサは、キョーリンのページで、1日1・2回、数分で食べきる量を与えるよう案内されています。エサに集まってこないときは水が悪いサインで、すぐに2/3程度の水を交換し、2日間エサを与えず様子を見るよう書かれていました。同じページの水替えの項では、入れる水はカルキを抜いた水道水(水温を合わせたもの)とされているので、多めに換えるときほど水温合わせとカルキ抜きを忘れないようにしましょう。毎日の給餌のときに、尾ビレの状態と食べっぷりを一緒に見ておくと、変化に気づきやすくなりますよ。

水温を保つヒーターは、水槽の水量に合う大きさで、サーモスタットと安全機能が付いたものを選ぶと扱いやすいかなと思います。たとえば次のようなサーモスタットとヒーターの一体型があります。対応する水量や安全機能の内容、価格は、購入前に各ショップの商品ページで確認してください。

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大きな尾ビレを守る水流と混泳相手

モザイクの見せ場は尾ビレの柄なので、尾ビレが傷まない環境づくりが大事です。結論から言うと、強すぎない水流と、ヒレをかじらない穏やかな混泳相手を選べば、尾ビレをきれいなまま保ちやすくなります。

Creaturesのモザイクの品種ページでは、モザイクはほかのファンシーグッピーと同じ基本の飼育で飼えるとしながら、模様の入った幅広いヒレは、荒っぽい混泳水槽ではすぐに傷みが目立つと書かれていました。ダンボについても、胸ビレが見せ場の一部なので、ヒレをかじる魚や強い水流から離して飼うべきだとされています。プラチナモザイクダンボのように、尾ビレと胸ビレの両方が見せ場になる品種では、なおさら気をつけたいところです。

混泳相手について、アクアラシックのグッピー解説では、グッピーは基本的に温和なため混泳に向いており、グッピーに対して攻撃性のない魚種であれば、ほとんどの種が混泳できるとされています。一方で、グループごとの相性が良くても、ヒレをかじる習性を持つ魚種はグッピーとの混泳はできないこと、泳ぎが早い魚種との相性も今一つであることが書かれていました。相性の良くない例として、ヒレをかじるスマトラや、泳ぎが早くヒレをかじるブルーテトラが挙げられています。

同じ解説の混泳相性表では、グッピー同士でも国産と外国産の組み合わせは×とされ、プラティなど卵胎生メダカの仲間はグッピーエイズのリスクがあるとして△になっていました。モザイクのように、尾ビレの美しさを長く楽しみたい品種ほど、混泳相手は慎重に選びたいですね。混泳できる魚の一覧はグッピーと混泳できる魚で、水流の強さの見分け方と弱め方はグッピー水槽の水流の目安で詳しく紹介しています。

レイアウトでは、尾ビレが引っかかりやすい鋭い角のある石や流木を避け、オスが向きを変えるための開けた場所を残しておくと安心です。尾ビレの先がほつれたり、ヒレをたたんだままになったりしているときは、水流や混泳相手、水質を見直すサイン。早めに原因を探してあげてください。

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まだら尾の有無は性染色体の優性遺伝子で決まる

モザイクを殖やすなら、模様がどう伝わるのかを知っておくと親選びに迷いにくくなります。まず答えから言うと、1999年の1系統の研究では、尾ビレにまだら模様が出るかどうかは性染色体にのる1つの遺伝子で決まり、模様を出す側が優性で、オスとメスの両方に現れるとされています。ただし調べられたのは模様が出るかどうかで、柄の出来の良さが親から子へ伝わるかどうかは扱われていません。

グッピーの性染色体は、オスがXとYを1本ずつ、メスがXを2本持つ組み合わせです。論文の序論によると、グッピーは背景の体色の遺伝子を除き、色柄をつくる遺伝子のほとんどが性染色体にのっていて、Y染色体で色の遺伝子が受け継がれることが初めて示された生き物でもあります。

この論文では、シンガポールで養殖されていたグリーンバリエゲイテッドという、尾ビレにまだら模様が出る系統と、模様を持たない野生型の個体を掛け合わせ、子と孫の代の模様を数えました。結論として、まだら模様の遺伝子(論文の記号でVar)は、優性で、X染色体とY染色体の両方にのり、XとYの間で入れ替わることがあり、性を決める領域から約1.9地図単位の位置にある、とまとめられています。オスだけでなくメスにも出ることも特徴で、論文はこの遺伝子が両方の性で優性に現れると報告した初めての研究だとしています。

論文の掛け合わせの結果を、親の組み合わせごとに整理すると次のようになります(割合は論文の匹数から計算したもの)。

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親の組み合わせ 子の代 孫の代(子どうしを掛け合わせた結果)
まだら尾のオス × 模様のないメス 集計に使った4組の合計で、オス47匹・メス63匹とも尾にまだら模様が出た(ほかの2組は例外として別に扱われている) 同じ4組で、オスは260匹中252匹(約96.9%)に模様/メスは217匹中114匹(約52.5%)に模様
模様のないオス × まだら尾のメス 8組の合計で、オス162匹・メス168匹とも模様が出た(メスはオスより薄く不鮮明) オスは355匹中181匹(約51.0%)に模様/メスは390匹中387匹(約99.2%)に模様

表の孫の代の分母には、論文がXとYの間の入れ替わりによる例外として扱った個体(模様の出なかったオス8匹・メス3匹)も含めています。また、模様のないメスとの子の代でも、メスの尾の模様は薄い灰褐色でした。この結果から読み取れるのは、模様の遺伝子がY染色体にのっているオスの系統では、息子にほぼ受け継がれるということです。

逆に、模様を持つのが母親側だけの系統では、孫の代のオスの約半分にしか模様が出ませんでした。オスとメスのどちらから模様が来ているかで、孫の代の出方が変わるわけですね。

なお、メスの尾ビレについても書かれています。論文の系統では、メスは黄色みのある尾ビレに、かすかな灰褐色のまだら模様が出るとされていました。メスの尾ビレをよく見ると、模様の遺伝子を持っているかどうかの手がかりになるかもしれません。

この遺伝の結果は、シンガポールで養殖されていた1つの系統を、模様のない野生型と掛け合わせた1999年の研究のものです。日本で「モザイク」として売られている系統どうしの交配で、同じ割合になるとは限りません。グッピーの色柄には多くの遺伝子が関わるので、ここでの数値はあくまで1つの研究の目安として見てください。(出典:Khooほか「Genetic Basis of the Variegated Tail Pattern in the Guppy, Poecilia reticulata」Zoological Science 16巻(1999年))

同じ研究グループは同じ年に、タキシードの系統とこのまだら尾の系統を掛け合わせた研究も発表しています。そこでは、尾の付け根の黒、赤い尾、尾ビレのまだら模様の3つの遺伝子が、X染色体とY染色体の別々の位置にのり、どれも1つの遺伝子で受け継がれ、両方の性で優性に現れると報告されていました。モザイクとタキシードが組み合わさった品種があるのも、こうした遺伝子の組み合わせを考えるとイメージしやすいかなと思います。

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模様を残す殖やし方と選別の時期

同じ系統の中で親を選ぶ系統の維持と選別の時期、殖えすぎと放流禁止の注意をまとめたスライド
モザイクの模様を残す殖やし方と選別の時期

最後に、モザイクの模様を残しながら殖やす方法です。結論から言うと、同じ系統の中で親を選び、稚魚は尾ビレの柄が育つまで待ってから選別するのが基本になります。

グッピーは殖やしやすい魚です。アクアラシックのグッピー解説では、オスとメスがそろっていてストレスのない環境であれば、特別なことをしなくても勝手にどんどん殖えていくとされています。同じ解説の水質の項では、繁殖を狙う場合はpHが低いとメスが太りにくいため、少し高めに管理するのが理想ともされていました。メスのお腹の奥、腹ビレの付け根付近にある黒いマークは「妊娠マーク」と呼ばれ、このマークが大きく広がりお腹が大きくなってきたら出産が間近な証、とも書かれていました。

出産が近いメスは産卵箱に移します。キョーリンのページでは、大きなお腹のメスを産卵ケースに移し、稚魚を産んだ後は親を元の水槽に戻すよう案内されています。稚魚には1日3・4回エサを少量与え、体長が2cmほどになったら元の水槽に戻す流れです。アクアラシックの解説でも、親は自分が出産した子を自分の子と認識できず、仕切りがない場合はエサと間違えて食べてしまうリスクがあるとされていました。稚魚の育て方の細かい手順はグッピーの稚魚の育て方で紹介しています。

模様を残すうえで大事なのが、親選びと選別のタイミングです。Creaturesのモザイクの品種ページでは、モザイクのブリーダーは、尾ビレの模様がくっきりしたまま崩れないように、同じ系統の中で殖やすことが多いと書かれていました。メスは地味に見えることがあるので、系統を続けるなら実績のある親から生まれたメスを残すことが大切で、稚魚は尾ビレの模様が育つまで十分に育ててから最終的な選別をする、ともされています。

選別の時期の目安として、アクアラシックの解説では、稚魚は生後2か月くらいでオスにゴノポディウムの形成が見られるようになってオスとメスの区別がつき、生後3か月くらいで成熟して繁殖が可能になるとされています。ただ、時期は資料によって早めに書かれています。キョーリンのページでは、生後3週間くらいからゴノポジウムと呼ばれる、尻ビレが棒状に変化した生殖器が発達してとがってくるとされ、先ほどの論文でも交配には生後6週の成熟した個体が使われていました。狙わない交配を防ぐなら、早い方の時期から雌雄を見始めた方が安心です。アクアラシックの解説も、雌雄が分かったらそれぞれ分けて管理し、メスの水槽にはオスが混じらないようにすること、判断に悩ましい個体はオス扱いで振り分けると良いこと、本格的な繁殖を狙う場合はメスの選別のほうが重要であることを挙げていました。一般にオスは望む発色や形質に近い個体を、メスは尾の付け根が太く全体的にがっしりした体格の良い個体を残すと良い、というのが同じ解説の目安です。

先ほどの論文の結果も、親選びの考え方の参考になります。論文が示したのは模様が出るかどうかの遺伝なので、柄の良し悪しまで伝わるとは言えませんが、模様の遺伝子がオスのY染色体にのっている系統なら、少なくとも模様が出るかどうかは父親から息子へ受け継がれやすい、ということは読み取れます。柄の出来は、ここに書いた選別を何世代か重ねて寄せていく部分になります。とはいえ、モザイクは同じ親からでも柄がそろいにくい模様です。狙いどおりの柄が出なくても失敗と考えず、何世代かかけて好みの方向へ寄せていくくらいの気持ちで向き合うと、繁殖を長く楽しめますよ。

殖えすぎにも気をつけましょう。アクアラシックの解説では、グッピーは環境が良いと数十〜数百匹にまで数が膨れ上がることもあり、100匹を超えたら一般家庭ではキャパオーバーする可能性が高いとされています。そのうえで、かわいそうだからといって絶対に野外に放流してはいけないと強く書かれていました。環境省の生態系被害防止外来種リスト(第2版)でも、グッピーは防除検討外来種とされ、逸出には十分な注意を払い、放流しないこととされています。殖やす前に、残す数と、残さない個体の引き取り先(購入した店や知人など)を決めておき、どんな場合も野外には放さないようにしましょう。

出産が近いメスを分けるための産卵箱を用意しておくなら、次のような商品があります。取り付けられる水槽の大きさや使い方、価格は、購入前に各ショップの商品ページで確認してください。

グッピーのモザイクについてよくある質問

グッピーのモザイクは初心者でも飼えますか?

飼い方はほかのグッピーと同じなので、初めての方でも始めやすい品種です。最初の1組には、アクアラシックの解説で日本の水に慣れていて丈夫で飼育しやすいとされる国産を選ぶと安心かなと思います。外国産は安価な反面、輸入状態が悪いことが多くロットによる当たり外れが大きいこと、日本の水に慣れていないため水になじむまでは病気しがちな傾向があることが挙げられています。どちらを選ぶ場合も、国産と外国産を同じ水槽で混ぜないことだけは守ってください。

モザイクとグラスを同じ水槽で殖やしても大丈夫ですか?

まず、国産と外国産の組み合わせなら、殖やす以前に同じ水槽に入れないでください。アクアラシックの解説は、国産と外国産に限らず、出自が異なるグッピーを混ぜる際はリスクが付きまとうとしています。そのうえで、同じ水槽ではオスとメスが自由に交配するため、生まれる子の柄が混ざり、どちらの系統の模様も保ちにくくなります。Creaturesのグラスの品種ページでも、グラスの模様は混ざった繁殖ですぐに崩れることがあるため、専用の水槽で飼われることが多いとされていました。模様を残したいなら、系統ごとに水槽を分けるのがおすすめです。

買ったときと尾ビレの柄が変わってきたのは病気ですか?

若い個体なら、成長による変化の可能性があります。アクアラシックの解説では、外国産のモザイクについて、尾ビレの柄の入り方は個体差が大きく、成長段階によっても大きく変化するとされています。一方で、尾ビレの先が溶けるように欠けてきた、白く濁ってきた、元気や食欲がないといった変化は、柄の変化ではなく体調の変化かもしれません。気になるときは水質と水温を確かめ、症状が続く場合は購入した店やグッピーに詳しい専門店に相談してください。

メスにもモザイクの模様は出ますか?

1999年の研究で調べられた系統では、メスにも模様が出ていました。メスは黄色みのある尾ビレに、かすかな灰褐色のまだら模様が出るとされ、オスより薄く不鮮明だったと報告されています。ただし、これはシンガポールの1系統の結果です。国産のモザイクの系統でメスにどの程度模様が出るかは系統によって違う可能性があるので、購入した店の説明もあわせて確かめてみてください。

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グッピーのモザイクを迎える前のまとめ

グッピーのモザイクは、尾ビレに大きめの黒いスポットが入る柄の名前です。色や体の模様、ヒレの形と組み合わさって品種名になり、柄の入り方の個体差が大きいので、1匹ごとの柄を楽しむ品種と言えます。最後に要点を振り返っておきましょう。

  • モザイクは尾ビレに大きめの黒いスポットがモザイク調に入る柄で、細かいスポットのグラスとはスポットの大きさで見分ける
  • 外国産のモザイクは尾ビレの柄の入り方の個体差が大きく、成長段階でも大きく変わるとされるので、若魚の段階で柄を言い切らない
  • 品種名は体色・体の模様・尾ビレの模様・ヒレの形の組み合わせで、モザイクは尾ビレの模様にあたる
  • モザイクの名前が付く商品には国産と外国産があり、両者を決して同じ水槽で混ぜない
  • 2026年10月24日の例では、国産のモザイク系は1ペア1,650円〜3,620円で、これに送料(東京都の表示でチャームは730円)が加わる
  • 1999年の1系統の研究では、尾ビレにまだら模様が出るかどうかは性染色体にのる優性の遺伝子で決まり、オスとメスの両方に現れた(柄の出来の遺伝は扱っていない)

迎える前に決めておきたいのは、眺めて楽しむのか、殖やして模様を残したいのかという目的です。眺めるだけならオスだけの販売も選択肢になり(アクアラシックの解説でも、繁殖させたくない場合はオスのみで飼育するのも一つの手とされています)、殖やしたいなら同じ系統のペアを国産で選び、系統ごとに水槽を分ける、という流れになります。どちらの場合も、ヒレをかじる魚と混泳させないこと、強すぎない水流で尾ビレを守ること、そして殖えた個体を野外に放流しないことを意識してみてください。

値段や在庫は時期によって変わり、ここで紹介した数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は各ショップやメーカーの公式サイトをご確認ください。また、生体の体調や系統づくりで迷ったときの最終的な判断は、グッピーを扱う専門店などの専門家にご相談ください。

モザイクは、1匹ごとの柄の個性がそのまま見どころになるグッピーです。尾ビレに広がる大きめのスポットが水槽の中で揺れる姿を、ぜひ楽しんでくださいね。

(出典:キョーリン「グッピーを飼ってみよう!グッピーの飼い方」)

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